小学校6年の時に、歴史の史料・PC(当時は『マイコン』と言っていた)に出会った。そこからずーっと同じ趣味を続けているのだけど、ALSが進行したら難しいだろう。
重い史料集を漁ったり、PCの分解といった、以前なら至福とも言えた作業が最近はきつい。インドア派なので、そこはまだ恵まれているといえるのか……。
コロナ禍になって在宅業務になったのは良かったのだけど、ふと気づいてしまったのが「モバイルの用途がない」という悲しい現実。それまでは10インチタブレットに折りたたみキーボードと極小マウスというラインナップで楽しんでいたのが、すっかり放置モードに。握力が落ちたことを受けて7インチタブレットに切り替えた程度に留まっている。
現在のモバイルセット。Lavie Tabの7インチに二つ折りのキーボード(後ろにキャスターがついていて膝に乗せても打鍵できるタイプ)。あとは平たく伸ばせるマウス(マウスは大きさよりも薄さが重要)。そこに、モバイルルータのAterm MP01LNを配置。OSがAndroid GOではあるが、Googleアプリ一式とテキストエディタJotaが動けばほぼ問題なし。そして、折り畳んで持ち運ぶ時のモードだと以下の状態になる。さすがにポケットには入らないものの、小さい鞄でもすっと入るのが心地よい。
歴史の方は、メインで調べている後北条・今川の史料をほぼ網羅してデータ化したので、あとはちょろっと調べごとが残っているくらい(人生50年設計だったので結構頑張った)。
この2つが片付きつつあるので、むしろ徹底的に無趣味になってしまうかもしれない。テレビも見ないし、音楽やグルメにも興味がないので。
だとすれば、小説を読むしかないのかなあ。ディケンズは何度でも読み返せる。「本当に暇になったら」と取っておいた最後の長編『千一夜物語』もいよいよ出番かもしれない。
書見台とページめくりを何とかすればいいのかも。