使うようになった道具たち | ALS記

ALS記

2023年2月13日に診断されて、現在進行中。とりあえず仕事は続けています。進行がとても遅い症例のようで、その状況を記録して発信していこうと考えています。

ボールペン

 

 これはかなり太いものに切り替えた。持ち方を変えてそれなりに書けるようにはなったものの、細いペンは扱いづらい。記述欄が小さかったり、画数が多くなるとそれでも厳しくなってきた。先日は「臓」の字がほぼ嘘字になってしまったという……。

 

マッサージチェア・ハンドマッサージャー

 

 キーボードを何とか操ったり、リモート会議をしたりすると、肩が攣りそうになり左手が硬直する。湿布や塗り薬を試したものの、左肩から左掌は筋肉がないからほとんど効き目がない。このため、機械で揉みほぐすようにした。ALS用のマッサージ施術所を探したものの近所になく、訪問系ばかりになってしまう。だからといって一般的なマッサージを受けても余り効果がない上に費用が嵩みそうだった。このため、手痛い出費だったものの、購入して毎日使っている。

 

ラジオペンチ

 

 握力を補うのに一番適している。小型のラジオペンチは持っていたのでそれを愛用。ただ、持ち歩きは難しいため、フックをかけて閉じた状態にできるものも購入した。とはいえ嵩も重さもそれなりにあるため、より軽量で折り畳めるようなものを探しているところ。

 

 

ゴム手袋

 

 摘まむ運動が左右ともに落ちているため、ケーブルソケット(Ether/USB/電源)が抜きづらい。ピンポイントならラジオペンチを使うが、大量の抜き差しがある際は庭仕事用のゴム手袋が便利。特に冬は指が乾燥しているから、外でもゴム手袋があると便利ではある(掌部分も使えるのがよい)。ただ、そうなるとスマホ操作ができなくなるので常用には至らず、ペンチの方が出番が多い。

 

指なし手袋

 

 筋肉と脂肪がほぼなくなったせいか、両手が冷えて動かくなる。このため防寒手袋を室内でも使っている。ただ、五本指を通すのが難しいのでミトン式で手の甲だけを覆うものを愛用している。

 

カッターとハサミ

 

 ビニール包装を破れないため、基本的にカッターで開けている。ものによってはハサミを使うが、持ち手を開くのが難しいので、自動的に開くバネが内蔵されたものを使い始めた。握るだけで開く動作は不要なので使いやすいのだけど、刃渡りが短いのがちょっと難点。