ふるさとの味 | Buonaforchettaのおいしいイタリア料理生活

Buonaforchettaのおいしいイタリア料理生活

イタリアの家庭料理に魅了され渡伊したのが約15年前。10年間のイタリア生活を経て帰国後もイタリア料理への情熱は冷めるどころか益々熱くなっています。Buonaforchettaとは「食いしん坊」という意味。日常の料理や出来事、イタリア生活の思い出などを綴っています。

今日は、夫が寝ている間に内緒で〝ピアディーナ〟という夫の地元の郷土料理を作りました。


小麦粉とオリーブオイル、水だけで作る素朴なパンに生ハムやルッコラ、モッツァレラなどを挟んで食べるソウルフードですが、夫は故郷を思い出したのか涙ぐみながら懐かしそうに食べていました。


異郷の地で暮らす大変さは痛いほど分かるので食べ物で元気になってもらいます!

 

 

エミリアロマーニャに行くと、どこででも食べれるソウルフードの“ピアディーナ”です。

 

素朴な味で正直言って最初は特別美味しいとは思わなかったのですが(失礼!)、でも年々大好きになり今では私にとっても懐かしい味です。

 

エミリアロマーニャの中でも地域によってピアディーナの厚さが違うようで、リミニ、リッチョーネは薄めのタイプでした。

 

なので我が家は、家で作る時は薄めの生地を作ります。

 

働いていたリッチョーネのレストランでも毎日作っていて、これでもか!というくらい生地にラードを入れてたんですよね( ゚Д゚)

 

カロリーが心配です。。

 

ラードを使うと、しっとりした生地に仕上がり、オリーブオイルを使うとパリッと香ばしくなります。

 

 

 

 

発酵させないパン。

 

絶対に失敗せず簡単にできますし、たくさん作って冷凍できるので便利ですよ。

 

ナンに似てるね、、、と言うと何故か不機嫌になるイタリア人夫(>_<)

 

イタリア人は郷土愛が強く、この料理は●●と似てるね、と言うとあまり喜ばないので注意です(笑)