あったかいなぁ


真冬の空が広がる下


「寒空の下」なんて誰が言い出したんだろう


僕は今こんなにもあったかいのに


喉から熱を帯びていく身体は


感覚がふわふわと


夢のように揺れている


誰の足音も聞こえない


風がただ木々をざわめかせる


そんなに祝福しないでおくれ


少しばかり恥ずかしくなる


ずっと思い描いていたことがやっと叶う


この世界を飛び出して


別の世界へ旅立つ


目に写るのは昼に散る星の輝き


肌で感じるのは春に爆ぜる凍雲の純白


あぁやっと終わりを迎える


そしてきっと始まりが僕を待っている


今行くよ僕の僕だけの僕のための天国へ