贅沢な2年間のリセット生活のおかげですっかり元気になった私だが、元気になるのに欠かせなかったもうひとつのお薬がある。

 お昼寝だイヒ


 要領の悪い私は、仕事の忙しさもあって帰りが遅く、仕事と家事が手一杯で、どうしても夜寝るのが遅くなってしまっていた。

 それまで何年もの間慢性的な寝不足が続いており、出社して席に着いたとたん、頭の中に霞がかかったようになって、もや~っとした状態のまま一日中仕事をしていた。家に帰ってもその状態は取れず、このままではまずいと、本当に寝不足については危機感を感じていた。


 リセット生活に入ってまず大事にしたのは、「とにかくちゃんと寝ること」。そしていつしか私にとってなくてはならない時間となっていたのは、ほぼ毎日のお昼寝タイムだった。


 家事は午前中にさっさと終わらせて、気持ちもスッキリ、ゆったりとお昼ごはんを食べる。


 満足したところで、大好きなソファに横になって目を閉じると、深い海の中に沈んで行くような感覚に包まれてまどろみに落ちていく。これが私の至福のひとときだったにやり


 大好きなソファ、といえば、お昼寝のためにソファを買い換えたのだ。それまで使っていた2人用の小さなソファは、20年以上前に私が一人暮らしをしていた頃に買ったもので、ずっと大切に使っていたのだけど、お昼寝するには小さくて、足が飛び出るか、小さく丸まらないと体が収まらなかった。


 そこで、コロナ禍でおうち時間が長くなったこともあり、お昼寝時間を充実させるべく、思いきって買い換えたのだった。

 大きなソファではないけれど、足が伸ばせて(ちょっとだけはみ出るけど)ほどよい固さの、心地よいソファ✨。


 私がお昼寝するとき以外にも、家族が思い思いに座ったり寝転がったり、みんなが集まる場所になったニコ


 リセット生活が終わって再び働き始めた今でも、休日にはこのソファに吸い寄せられてしまう。そして、大きな窓の外で風に揺れる木の枝葉を眺めながら、眠りに落ちていくひとときは、やっぱり最高の至福の時間なのだ。