アメリカのフロリダやカリフォルニアなどでは中南米からコカインなどを不法に密輸するマフィアが暗躍しているが、この日本の、しかも伊豆の弓ヶ浜近くで1トンもの覚醒剤を持ち込もうとする事件があったことに驚いた。

 

 しかも犯人7人は全て中国人だったのだ。

 

 1トンもの覚醒剤!末端価格にすれば600億円。

 

 つまり、日本国の中に1トンもの覚醒剤を密輸する中国人グループが存在しているかも知れないと言う事。その連中は本当に民間人か?北朝鮮と関わりは?覚醒剤は何処で造られた?

 

 本当に密輸覚醒剤はこれだけか!?

 

 

 

(朝日新聞 2019年6月6日00時14分)

『静岡・伊豆の港で船舶内から覚醒剤約1トン(末端価格約600億円)を押収したと、警視庁が5日発表した。押収時に居合わせた中国籍の男7人を覚醒剤取締法違反(営利目的共同所持)の疑いで逮捕。男らが洋上で船から船へ物資を積み替える「瀬取り」で覚醒剤を受け取り、日本国内に持ち込もうとしていたとみて、密輸ルートの解明を進める。

 

 国内で押収された覚醒剤の量としては過去最多。財務省によると、これまでは那覇港(那覇市)に停泊中のヨットで2016年に押収された約600キロだった。

 

 組織犯罪対策5課によると、7人は24~40歳でいずれも住所、職業とも不詳。3日午後9時半ごろ、静岡県南伊豆町の港で、覚醒剤相当量を所持した疑いがある。調べに全員が「知らない」などと述べ、容疑を否認しているという。

 

 この日夜、3人が小型船舶に乗り組んで接岸。ほかの2人とともに横付けした車へ積み替えを始め、残りの2人が見張り役として周辺を警戒していたという。数日前から張り込んでいた捜査員らが4人をその場で取り押さえ、逃走した3人も翌日までに身柄を確保。船内などを捜索すると、約2キロずつ袋に小分けされた覚醒剤が大量に積まれていた。この船舶は日本船籍だったという。

 

 捜査関係者によると、数年前に近隣住民から「不審な船が港を出入りしている」と通報があり、警視庁や海上保安庁などが合同で捜査を開始。静岡沖で瀬取りが行われている様子や船舶の不審な出入りを確認し、警戒を強めていた。

 

 今回逮捕されたうちの何人かは日本と香港を行き来していたという。警視庁などは国際犯罪組織との関わりも調べる』

 

 

             (2016年に押収された600キロの覚醒剤)

 

 

 記事によれば、数年前から犯人達が関わった船が入港していた可能性がある。

 近隣住民からそうした通報があったのに、<何故、今まで時間がかかったのか?本当に真剣な捜査を行っていたのか?>と言った疑問もないではないが、それよりも私は個人的に犯人達が皆、中国人だと言う事に大きな不安と脅威を感じる。

 

 何故なら、もしこれが日本人で、中国の地でこんな事をしていたら間違いなく一発で公安に逮捕されるだろう。あり得ない話なのだ。

 日本だからこそ、中国人が港でウロウロしていても見過ごされるし、国際犯罪組織が既に根を張っているかも知れないという可能性があるのだ。

 

 民主主義の自由な国家、日本は犯罪者にとっても魅力的な自由の国と言う事だ。

 

 今回の事件は水際での逮捕で、<先ずは良かった!><しかも過去最高の1トンだ>と、警視庁も鼻高々かもしれない。

 しかし、数年前から易々と密輸できていたからこそ、今回1トンもの覚醒剤を運んで来たのだろう。とすれば、今までどれくらいの覚醒剤が日本に持ち込まれているか分かったものでは無い。

 

 日本の近海で手渡される「瀬取り」。

 曾ては北朝鮮産の覚醒剤が大量に日本に持ち込まれるルートがあったという。

 裏の世界では経済制裁も国際ルールも無関係に、<金になれば何でもやる>という連中がゴロゴロしている。

 特に中国人の反社会勢力は日本最大の山口組の構成員が1万人だとすれば、その何倍、何十倍の構成を擁する大組織がこれまたゴロゴロしているとも聞く。彼らは僅か数万円の金で人を殺し、傷つけるとも。

 

 日本は海外からの労働者を今後、大量に受け入れる事を決めている。

 以前から本ブログでも指摘してきたが、そうした労働者の中に反社会勢力の構成員が潜り込み、日本社会の津々浦々で勢力を張っていく可能性が高いと。

 

 警視庁は総力を上げて今回の犯人組織を解明し、海上保安庁の警備艇も増やし、水際でのヤクブツ流入を阻止して欲しいと思う。

 要するに、アメリカが中南米のコカインや麻薬などとの戦いを「戦争」と呼ぶ様な事態が、既に我が日本にも押し寄せていると言う事を真剣に考慮すべきだろう。

 

 1トンが過去最高だそうだが、すぐに2トン、3トンとなるような、嫌な予感がしてならない。