それでも・・・ | よんにゅ~おもやいで

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大きくなったら九州人になるっ

今日の記事は写真なしでちょっと長いです。

お昼休みは出来るだけ歩いて

ご飯を買いに行くようにしている

高台にある職場

高台と言うより山

職場の裏道が階段で商業施設へ降りる近道

少々運動になると毎回通る

今日も階段を降りきるまでに

どっちの店で買い物するか考える

降りきる辺りで何かが聞こえた

猫?山の辺りからだからきっとケンカかなと。

猫らしき声に近づくけどケンカの現場が分からない

声は何かを訴えていた

木に引っかかってるのかな?と上を見回しても

階段周辺も見当たらない

そのうち居なくなるとそのまま買い物へ

買い物からまた階段へ戻ると

その声はとても私のいる場所に近いようだ

どこだかわからないけど、何故か立ち去れなかった

周辺は2m以上のフェンスで山を囲っていて

立ち入り禁止になっている、そのフェンスの向こうに

声の主が・・・

しかも、山水が流れる小さな溝にいた。

私からは入り込んで放置されたサッカーボールで

見えなかった。

猫がフェンスを越えて入り込むとは思えないけど

山から落ちたならそうかも。と

高くて有刺鉄線が張られたフェンスを登った。

とりあえず買ったご飯のコンビニの袋を手に。

怪しすぎるやろっ

降りて近寄ると

猫じゃない・・・タヌキ∑( °口° )!?

乳飲み子のタヌキが小さな溝で溺れ掛けている

えーーと・・・どうしよう

考えても仕方ないからとりあえず袋のうえから

赤ちゃんを掴んでまたフェンスを越えた

病院へ行くか迷った

お母さんを必死で呼んでいたようだから

落ちたばかりなら母親が探して元に戻れるかも

取り急ぎ職場に戻り、小さめの箱に赤ちゃんを入れ

今度は山へ入るためにフェンスを越えた

人の目の届かない私が行けるギリギリの所に

箱入り赤ちゃんを置いた


気になりながらも仕事をして

帰りに様子を見に行った

箱からいなくなっていて欲しいと思いながら。

残念ながらお迎えはお母さんではなく

お空から来ていた


何も出来なくてごめん、ごめんね


せめてその場に埋めることにした

赤ちゃんを持ち上げて

あれ?タヌキじゃない

アナグマ??

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人間のニオイが出来るだけ

しない方がいいと触らないようにしたけど


せめて拭いて温かい敷物をすればよかった

病院に連れて行ったら少しは違ったかも


と、いろいろ考えたけど、

フェンスを越えなきゃよかった

とは思わなかった


それでも悔いは残るし・・・

それでもきっとまた同じことをすると思うけど