あえて日曜の深夜に自爆ネタ「背書き」シリーズを自動追加、最終回です。『ティモシー・アーチャーの転生』。ディック『ヴァリス3部作』の完結編。これらを通してディックが語っていたことは私が思うに
『自分が変われば自分の周りの世界も変わる』、『人に愛を持って接し、前向きに生きていこう』
ということなのかな、とか考えています。
これって言葉は簡単だけど、実際はうまくいかないんだよね..。ではどうぞ
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ジョン・レノンが殺された日-。
エンジェル・アーチャーは、ベイ・エリアを歩きながら、ビートルズ狂だった夫ジェフ、義父のティモシー・アーチャー主教、そして主教の愛人兼秘書だったカースタン・ランドボーグの死について考えていた。
70年代初め、毎日のようにポール・マッカートニーの<テディ・ボーイ>を聴きながら、突然自殺してエンジェルのから去ったジェフ、主教と一緒にサドク派文書の解読にあたっていたカースタンもまた、ジェフの後を追うように自殺-分裂症の息子ビルを残して。そして最後に、ひとり死海に旅立った主教の謎の死.....。
ジョン・レノンが死んだ日、エンジェルは3人の死について語りはじめた。
『ヴァリス』、『聖なる侵入』を遺して逝ったディックが死の直前まで推敲し、文字通りの遺作となった本書は、一つの完結ではなく、さらに新たなるディック的世界を開示する。
ふう (;^_^A アセアセ・・・疲れた・・・。やっぱこの本ら、一筋縄にはいかないな、背書きでも((笑))