- さてディックを紹介したところでもうひとつ、私に多大な影響を与えたものをご紹介。多分ほとんどの人が知ってて、何らかの形で見ていると思いますがこれです(ディック作品はまた後で連載するつもりです)。
- 映画、地獄の黙示録
です。今は亡きマーロン・ブランド/マーチン・シーン(は生きてるのかな?)主演のベトナム戦争映画です。ベトコン(米軍に対抗しているベトナム共産ゲリラ)の戦いを通じて、色々な形で正気を失くしていくアメリカ兵たちを描いています。
- 誰が正しくて誰が間違っているのか、正しいとはどういうことか、間違っているとはどういうことか、本来人間としてはどう生きていくのか、をマーロン・ブランド/マーチン・シーンが表現していきます。当然それは人類永遠の命題であるので、映画の中でも結論は提示されておらず、正誤は別に現実は進んで尻切れ。
- 私、学生時代に東京は有楽町の今は無き有楽座で気合いを入れて指定を取って一人で見に行きました。その後2週間は壊れていました、貴重な青春時代が台無しな映画でした。んで映画の中で使われている音楽がこれ、
- The Doors
の1stアルバム中の最終曲、「The End」、10分以上の大作です。エスニックなエレキギター、リズムのバックと、Doorsと言えばボーカルのジム・モリソン!60年代のカリスマの一人ですね。これはもう語らないでも良いでしょう!本人の伝記も映画になってアカデミー賞がどうたらとか、役者さんがモリソンにそっくりだとかも話題になりましたしね。
Doorsは今でも聞けますが、映画は重くて、また何かを感じるのが怖いので見ることが出来ません。