もし君に僕の心の裏側を見せてしまっても
君はいつもと同じように抱きしめてくれるかい?
ん~ん、暗い、暗すぎる。でも好き。
十万石饅頭は「うまい、うま過ぎる」だけど(地元ネタ)。
この詞、イギリスのロックバンド、ピンクフロイドのアルバム、
『ファイナル・カット』の中の曲、「ファイナル・カット」の一節。

「裏側」は元詞では「DarkSide」という言葉で、もっと深読みも出来ますし、
彼らの名作「狂気(英題:Dark Side Of The Moon)」を思い起こすことも出来ます。
戦争から帰って来た主人公が戦場での友人の死がトラウマとなり
戦争をすっかり忘れた社会になじめずにいます。
そして最後の決意をして、いよいよ手首にナイフを当てようと考える直前、
恋人と心を通わせることも出来ない苦しみを歌った部分です。
この主人公は結局、ナイフに力を込める瞬間に入った
友人の電話できっかけを失ってしまい
僕には最後の傷を付ける勇気さえも持ち合わせていなかった
と自嘲のつぶやきをもらして歌も終わります。
主人公が感じる疎外感、孤独感を感じたことがない人は居ないだろうし
ひいてはこういう行動を取る、取ろうかと思う人は逆に居なくなりません。
もし君に僕の心の裏側を見せてしまっても
君はいつもと同じように抱きしめてくれるかい?
と、いつでも聞ける相手を誰でもいいから作りましょう、私も含めて。
たまには真面目な記事も書けることを自慢したかった「やかん」でした。
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