このタイトル
日本のロックバンド、THE STREET SLIDERS
が86年発表のシングルナンバーのタイトルです。
「Angel Duster」とアルバム「天使たち」は
当時流行の12inchリミックス版とか
デジタル化の初期と重なりましたので、
彼らとしては異色な仕上がりになっています。
コアなファンは眉をひそめるのでしょうが
このアルバムと「Angel Duster」が大好きです。
何故好きなのかというと、
この中で歌われている”あの娘”とか”お前”とか
に向けたラブソングを歌っているんだけど、
本人はいつも実はひとりぼっち。
繁華街で文字通り「通りを滑っていく」ような
不良少年の感じる都会の冷たさとか不満とか
HURRY(Vo)の絶叫から伝わってくるのです。
例えば「Angel Duster」ではおもいっきり
♪あの娘に会うまでにぃ~、おかしくなりそうさぁ♪
と叫んでるし。
当時製作されたPVの印象もあるのか
私には登場人物の彼が池袋あたりの
カラフルで猥雑なネオンが氾濫する街角で
佇んでいるのが見えるようなのです。
彼ら、THE STREET SLIDERS は00年10月29日、
武道館でのライブを最後に解散してしまいました。
でも「Angel Duster」を聞くたびに
彼らは相変わらずバリバリのロック好き不良少年、
私は不良を気取ったバカ少年に引き戻されます。
