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メキシコの難民申請とはどんなものか
キューバで出会った娘。
説明すると長ーーーくなるので、詳しくはこちらをお読みください。
そして、その娘は私の本当の娘同然となり、キューバへ物資などを送っていたのだけど、ある日国を出て不法移民となった。
ニカラグアから始まり、中米のマフィアにお金を払い、不正なルートで国境をいくつも命がけで超えて移動した足跡はこちらをご覧ください。
そして、昨年の11月にメキシコに辿り着き、難民申請を行ったのが1月中旬でした。
まず、メキシコで難民申請はcomar コマールと言う日本で言うと移民局みたいな場所へ行く。
そして写真やパスポート、必要なドキュメント(何故国を出なければならなくなったのかの意見書)などを提出し、あとは審査を待つだけ。
この記事には3ヶ月ほどとあるので、4月中旬で移民の可否は出るのだろうと、自分のことのようにドキドキしながら待っていた。
勿論、移民の申請中は働けないので、生活していくお金は援助していた。
彼女の住処はシェアハウス
いくら物価の安いメキシコと言っても、物価高のカンクンにいるわけなので、家賃は月に40,000円ほどかかる。日本と変わらない、、、。
だけど許可が降りるまでは、申請を出したカンクンから移動すらできない。
とにかく待つしかない
のだが、娘が闇で働く場所を探して来た。
ビザがなくても働けます。
ディスコの洗い場です。
というのだけど、不法移民なわけなので給料は激安。
夜6時から2時までの7-8時間ほど、週6働いて月にに40,000円ほどにしかならないと言うのだ。
多分、メキシコの一般的な半額から1/3くらいのイメージ。
反対しても聞くはずがない(自分の意思でリックサック一つで国を出るような娘だ)ので、3月の途中にもう一度コマールに確認に行くように勧めた。
日本と違い電話にも出ないし、行っても施設が休みだったり、担当が休みだからとおい返されたりと、担当者に再開するまで3週間かかった。
5月に入り
今はここ
そして、この許可が降りるとすぐ正式に働けるのか?
というところだけど、、、
許可が降りるとその後、面接が4回ほどあり、やっと仕事をする許可が得られるらしい。これはまだ仮の居住権
良い加減な国メキシコなのでどれだけかかるの?と言った感じ。
そして正式なドキュメントが降りて、2年間何のトラブルもなく働けたら、メキシコの国の歴史などのテストを受け、合格すれば晴れて居住VISAが受けられる。
と言う流れ。
日本に来るまではまだまだ時間がかかりそう。
キューバ娘のその後
言っても聞かない彼女は4月末に娘はディスコでアルバイトを始めた。
1週間働いて給料をもらう週払い制
2週間目、オーナーが言ったことをやらないからと言い2日分給料を減らされた。らしいのだが、、、
不法就労なのでどんな理不尽な事が起きても揉めることができない。
仕事を辞めました。
何にも言えずにやめるしかなかった。
これが移民と言うものだ。
彼女がキューバにいる頃から亡命したがる娘に、亡命とはこんなものだよ!と言い続けてきたが
私は昼も夜も働けるので大丈夫です!
と私の話など聞かなかったから、改めて現実が分かっただろう。
そして、5月に入ったある日
ママ、私お金を払って結婚しようと思います。
と言い出した。
ここまで正式なルートで難民申請までやって来たのに、また不法なことを考えてるの?
偽装結婚するのならママはもう支援できないよ!
と突き放し、もう一度コマールに行くように促した。
それから2日経ったとき1通のメッセージがあった
難民申請の許可がおりました!!
ご心配いただいた皆様ありがとうございます。
彼女の第二の人生がスタートします!
さて、これから面接4回、あと何週間だろう、、、。
彼女の生活が落ち着いたら会いに行こう!