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はじめましての方はこちらをどうぞ私のこと





昨年CUBAに行って起こったトラブルから仲良くなった、あるキューバ人にインタビューを重ねながら最新のキューバの現状を書き記した一冊です。
Kindle電子版ですが、ぜひお手に取ってご覧ください。



  相談に同意はしたものの、、、



これは2023年の現在、ノンフィクションのお話です




前回までのあらすじは、社会主義国の理不尽な事で逮捕されるか、国外逃亡をするかのどちらかを選ぶしかなかった娘。


ここで、謎の国キューバについて、補足で説明してみましょう

キューバ国内では配給などの物資不足で、政府への抗議デモに参加しただけで禁錮30年など、あらゆる物事で理不尽に逮捕されたりしている。

食べる事も必死なキューバ国民はこの国に将来はないと言ってどんどん国外に脱出している。




国外への脱出人数


これはアメリカの国境警備の調べだが


コロナ前の2020年までは年間20,000人程度だったのに対し
コロナ明けの2021年には50,000人に増え


なんと2022年には

過去最多の30万人と言う人数がアメリカに不法入国していると言うのだから、最初聞いた時は意味がわからなくなった。

だってキューバって島国ですぜ?

年間30万人ってどのくらいなのか?想像つきますか?


この前の阪神パレードの沿道に集まった人数くらいの人数が、毎年島国キューバから逃亡すると言う事です。

1日平均800人以上にもなります。


とても信じられない現象ですが現実です。



では不法でアメリカへ行く方法とはどんな方法があるのでしょうか?




キューバからの脱出方法



①野球やダンスで有名になり、海外遠征中に逃亡する。


直近ですと、中日ドラゴンズのロドリゲス選手が今年、WBCの帰りの飛行機に現れずに亡命というのがニュースになっていましたね。


②お金を払って逃亡プランを買う

キューバからアメリカまでの脱出費用は一人、10,000ドルと言われています。

これはノービザで行けるニカラグアやベネズエラへ渡り大陸を運んでもらいアメリカへ入る、渡航費と、途中のホステル、簡単な食事がついているようなのだか、、、。


10,000ドル(150万円ほど)もの大金を用意出来る人はとても少ない。

2020年以前のキューバ人は、家を売ってその費用を準備していたのだが、最近では売っている家が多すぎて家も売れないそうだ。






お金のない人の、逃亡する方法は1つ。

③手漕ぎボートポーン

キューバ人はエンジンのついた船に乗ることが法律で禁止されているため、持っている人がいない。



キューバからアメリカのマイアミまでは、僅か145kmと言う事もあり、小さなボートに4-5人で乗り込み、夜中に出発し、交代でアメリカを目指す。

と、言う方法で脱出を試みる人が後を経たないが、湾岸省察に捕まると、強制収容所へ入れられる事になる。

もう、キューバの収容所はそんな囚人でいっぱいらしいが、食べ物の配給もままならないので、飢餓で亡くなるしかない。





アメリカにたどり着いたその先は?




私が最も気になっているのはここ。

家や全財産を売って、命をかけてアメリカやその他の国へたどり着いたとしよう。


到着したらどうするの??


家は?仕事は?生活は大丈夫なの?


もう謎だらけ。


アメリカでは現在難民ビザ申請と言う制度がある。


これ

↓↓↓


これはトランプ政権では不法移民の締め出しで、メキシコとの国境に長い壁ができて、移民の政策を厳しくした法律に対し、一方バイデンは難民を受け入れると言う政策に方向転換したからだ。

ただし、難民ビザを申請できるのは、アメリカに引受人となる家族がいないといけない。と言う規定があるので、全員が利用できるわけでも無いと言う、、、

そして難民申請をすれば母国へは2度と戻れない





キューバ娘の決断



メキシコに行って仕事はどうするの?

ビザは?家は?


と聞いてみたら

はい、前の会社のカンクン支店に雇ってくれるって。言ってます。

今キューバへ残ると逮捕されて出て来れないかもしれません。

ママ、私行きますね。







さぁ、娘はどうなるのか!?



続く