ドセハーパー1クール目、化学療法室にてお握りを食べています
頭皮冷却をしつつ今回から薬が新しくなるので薬剤師さんから薬の説明を受けました。
抗HER2療法のハーセプチン、パージェタと抗がん剤のドセタキセルですが、初回だけハーセプチンとパージェタは量が多く時間もかけ投与するそうです。
そして、初回はインフュージョンリアクションというアレルギーのような症状(頭痛、気分不快、息切、寒気など)が出ることがあるそう。
投与の順番は頭皮冷却の事情もあり ドセタキセル → パージェタ → ハーセプチン です。
ドセタキセルは手足のしびれが出やすいとの事で、ココの病院では手足の冷却グッズがセットで付いてきます。
持参した綿の手袋をしてスタンバイ、保冷剤の入ったミトンと足袋が来ました! 装着してみましたがかなり冷たいです、しかもミトンをつけてしまうとモノもつかめず何もできません
そんな感じですがドセタキセル1時間投与の間手足を冷やし続けます。
本気で冷やしていると、痛いくらいの冷たさで凍傷になるかもしれません。
冷たすぎたら出すように言われていますが、これで手足のしびれを免れるならできる限り頑張ります。
しかし痛すぎて、じっとしていられず手足をバタバタしていました。(ゴキブリ体操の動きですね)
あまりにおかしな動きにナースさんが、「ちまPさん、辛かったら出していいから。」って言いに来てくれましたが、「いや、限界まで耐えるんで。」と気がまぎれるようにジタバタしていました(周りに迷惑ですね)。
周囲の方に目を向けると、向かいの点滴しているおじ様が足の冷却材を断ってました、他の方は手をミトンから出したり入れたりゆるーく使ってました。(そんなんでいいのか?)
30分くらい耐えると、やっと冷却がマイルドになってきて、これくらいの温度なら我慢できそうと希望の光が見えました
そこへナースさんがきて「冷却材交換します―」と再びキンキンに冷えたミトンと足袋を持ってきてしまい・・。
また地獄の冷却です。
ずっとジタバタしてました。途中トイレに一回行ったり、ちょっと外してみたり、全ての指が冷えるようにローテーションはしていたけど、一時間耐えました、凍傷にもならなかったよ。
達成感スゴイ。しかし、その時は重要な事に全く気付いていなかった。
手足冷却に夢中で口の中の冷却が完全にお留守だった・・・、氷も持って行ったし、氷を舐める気もあった。
でもあまりにも手足が冷たすぎて、ぶっ飛んでしまった。
あぁ、失敗した、左手を捨てても口の中を優先させれば良かった。ってゆうかちょっとミトンを外して氷を口に入れてまたバタバタしていれば良かったのよ。
結果ひどい味覚障害になってしまう・・・のは後日談、手足はシビレもなく元気でした。なので口も痛いくらいに冷やせばいいんだね。
ドセタキセル終了後は疲れ果てて爆睡でした、インフュージョンリアクションはどうなったんだろう?
後でナースさんに、大丈夫でしたね。と言われたから大丈夫だったんでしょう。
思ったより時間がかかり、迎えに来てくれた妹と両親を待たせてしまった。
家に送ってもらい、ご飯を作ってもらったり生ジュースを絞ってもらったりして、そのうち子供達も帰ってきて楽しかった。
気持ち悪さもダルさもなくそれから4日は元気いっぱい、無敵状態、ドセハーパーちょろい。
しかしそれから副作用はドーンと来るのでした