最近の朝は健やかな気持ちよさがあります。
少し暑くなったり、雨が降ったりと様々な空模様ですが、いかがおすごしでしょうか。

こんにちは、株式会社セールスの学校、代表取締役の浅井です。

「半年前に入れたシステムが役に立たないんですよ」

先日のウェビナーで参加者の方からご質問をいただきました。流行りのHRテックを導入したけれど、社内でぜんぜんうまく使いこなせないという相談です。このような相談は最近とても増えてきました。評価制度をいれたけど、、、という同様の相談も多いです。

HR領域のテックで一気に見える化が進みました。多岐に渡る機能で人事の方の仕事も楽になりました。

の、はずなんですが、機能しないのはなぜでしょうか。

おなかの空かせた子供に、大人の特盛牛丼を3杯出したとしても、食べきれるものではありません。

ようは、サービスは良いものの、使い手側の問題というのがあります。
経産省でも、DX化については、背景にあるのは社員のスキルアップとモチベーションであるとしています。
結局、技術革新によって機能性の高いサービスがあっても使う人の意識やスキル、能力が伴っていないとただの宝の持ち腐れ状態になってしまいます。

企業経営は人の悩みがつきません。だから多機能で使いやすいHRテックのシステムで、全てが解決できると思い、瞬時につかんでしまいます。しかし、握力が足らずに、つかんだサービスを床に落としてしまうことがしばしばです。ですから、まずは握力を鍛えることが大切です。

HRテック導入前にすること、もしくはHRテックを入れたのなら、

本質の部分である、
・フィードバックの重要性の意識定着
・フィードバックによるコミュニケーション

を定着する必要があります。

毎回重ねてお伝えしておりますが、定期面談と、社員間のナレッジ共有がこれらを網羅する取り組みです。
HRテックや評価制度にお金をかける前に、まずは社内で向き合って相互にフィードバックをしあうことから推進してください。

ご参考ください。
本日もお付き合いいただきありがとうございました。


株式会社セールスの学校
代表取締役 浅井隆志