ようやく涼しくなってきたなぁと思っていたら、また酷暑が戻ってきました。

皆さんは、健康のための運動は何かされていますか?普段から汗をかくのが熱中症対策になるようです。先日はゴルフにいきましたが、滝のような汗をかきました。日頃から運動を心がけており、なんとか一日を乗り切りました。

こんにちは、株式会社セールスの学校 代表取締役の浅井です。

「部下に危機感持たせるために、プレッシャーを与えてます」

先日の幹部向けコンサルティングで、顧問先の管理職からでた一言でした。確かに、若手社員には危機感や責任感が足らないように感じる。そう思われたことはありませんか?では、どうやって危機感や責任感の持たせるかです。
 

方法は2つあります。

まず、人は生死に関わることに危機感を覚えます。脱水症状、飢餓、病気です。
ビジネスに例えると、クビになる!叱られる!というシチュエーションです。しかし、これらは当然パワハラであり、ムチと言われるマネージメントは健全でもありません。瞬間的な効果があったとしても、その効果が長く続くものでもありません。かえって、萎縮や反発が生まれて、弊害しかないといえます。
 

もう一つは立ち位置を知ることです。

学生時代にはテストがありました。自分の点数が平均点以下なら焦りが生じます。ビジネスに例えると、まわりと比べて自分の成果や貢献度が低いということ。
しかし、これも問題なんです。劣等感や、頑張っても報われない感が醸成されますと、著しくモチベーションは下がります。どうせ頑張っても到達できないだろう。最悪、離職の可能性もでてきます。

野球部を例えてお話ししましょう。


監督が叱ります。
「そんな練習じゃうまくならんぞ!レギュラーとしての自覚があるのか!」
部員はきっとこう思うでしょう。
「そこまで別にうまくなりたくねーし」

そもそも、危機感や責任感を持たせようというのが間違いです。

正しくは、ゴールにコミット、合意形成させることです。

また野球部に例えましょう。

監督と部員全員が話し合って、
「今年こそはなんとしてでも甲子園に行くぞ!」
「おおおおおおーーーーー!」

みんなで目標を達成したいという合意形成がされた場合、

監督が叱ります
「そんな練習じゃうまくならんぞ!甲子園にいくんだろう!?」

部員はきっとこう思うでしょう。
「俺は甲子園にいきたいんだぁーー!うりゃー!」

危機感や責任感は、ゴールへの達成意欲があって生まれるものです。

もし御社の社員に危機感や責任感がないと感じるなら、目標を明確にして、達成意欲を湧き立たせる工夫が大切です。会社の予算、ノルマ、与えられた目標だけではモチベーションになりません。

・その目標を達成することによっての自分へのベネフィットを理解させる。
・貢献するよろこびのエンゲージメントを高める。

この2点を踏まえる必要があります。

危機感や責任感は持たせるもの、ではなくて、もたらされるものです。

ご参考ください。

次回以降も部下のモチベーションを題材にしたお話をしてまいります。

本日もお付き合いいただきありがとうございました。

株式会社セールスの学校
代表取締役 浅井隆志