部下がだらしない、責任感がない、自分で考えて動かない。。。と嘆く管理職が後を絶ちません。

現場での悩みは尽きないものですね。

 

「第5回上場企業の課長に関する実態調査」によると、

 

部下の業務遂行における課題の上位3つは以下の通り。

 

 

第一位

報・連・相が不十分である

 

第二位

仕事の優先順位をつけられない

 

第三位

PDCAが回せていない

 

 

さて、この三つですが、僕は管理職に問いたい。

 

報連相は来るまで待つものではなく、取りに行くもの。

あなたは、部下に「あの進捗どう?」「○○で困っていることとかある?」など、自ら報連相を取りに行っているでしょうか?

報連相を待っているのであれば、あなたの自主性がないだけで、責任を部下に押し付けているだけです。

 

仕事の優先順位というものは、経験から形成されるものと、知識から形成されるものの二通りあります。

さて、あなたは優先順位のつけ方を部下に教えたことがあるだろうか。部下の行動に対して、優先順位を認識させるフィードバックをしているだろうか。教えなければわからない。わからないことをやれというのはただのパワハラであると言ってお行きたい。

 

PDCAが回っていないと簡単にいうけれど、あなたはどれだけ自分でPDCAを回しているのだろうか。そして管理職はPDCAを円滑に回してあげる支援やサポートするのが責務です。部下が回していないのではなく、部下が回せるように指導をしていないだけではないでしょうか。

 

 

今日はお叱り系になりましたが、チーム成果はすべて管理職の責任です。その責任の所在を見誤ると、良い人材がいないという非建設的な嘆きに終始します。使えないのは部下ではなく管理職の脳みそ。

 

変えるべきは部下ではなく、管理職の意識と行動です。

 

浅井隆志