企業ビジョンとは、自社の望ましい未来像です。企業としてのあるべき姿、ありたい姿とも言えます。

ある時点までに「こうなっていたい」と考える到達点であり、中長期的なゴール設定でもあります。

投資家、社員、顧客へ向けたメッセージです。

 

ビジョナリーカンパニーと言われる、理念主導型企業の場合、経営ビジョンの原点は経営理念であるとされています。

ということは、経営理念に基づいたものでなければなりません。

 

経営目的(経営理念)は永続的に向かう方向性であり抽象度が高くなります。

一方、経営ビジョンは中長期目標でもあることから、より具体的な表現となります。

 

人材開発をしている私の観点から申し上げますと、ビジョンには”わくわく”が欠かせません。

経営目的(経営理念)は抽象的概念のため、社員の動機づけにはなりにくい傾向があり、補完するためにビジョンはわくわくできる内容であるべきです。

 

さて質問です。

 

御社のビジョンを社員が読んだときに、社員はそのビジョンに対してわくわくするか?

御社のビジョンを社員が見たときに、社員はそのビジョンを実現したいと切に願うか?

御社のビジョンを社員が聞いたときに、社員はそのビジョンを想像するだけで日々の業務に意欲が増すか?

 

ビジョンも不動ではなく、状況によって変化が必要です。

ビジョンによって社員を意欲的にさせるためにも今一度見直しをしてみるのも良いかもしれません。

 

ご参考ください。

 

株式会社セールスの学校

代表取締役 浅井隆志