まず、前提にあるのが、マネージメントは学ばなければわからないものです。

営業であれば、コミュニケーション力が高ければ、またはキャラクターが愛されれば、何も学ばなくても成功はできます。しかし、人を適切に管理して、伸ばしてあげる手法は、自然には身につきません。

なぜかというと、【人は育てられた環境を正しいと思う】からです。


ですから、叱られて怒鳴られて詰められて育った人は、同じように部下に接します。手放しでおまかせで放り投げられて育った人は、同じように社員に接します。自分が育った環境こそが正解であり、それ以外の選択肢に気づかない状態になります。



しかしながら、そのやり方だけでマネージャーをしていると、育つ人間、育たない人間が現れます。
当たり前ですね。10人いれば10通りの接し方、マネージメントの仕方があるはずです。人それぞれ味覚が違うように、モチベーションを感じる部分も違います。


営業成績だけで幹部になった人、とりあえず手が欲しくて人を雇った人、自分が育った環境をそのまま転換させて、成長しない部下に「最近のやつはー」と愚痴るわけです。


だからこそ、企業様からもマネージメント研修のニーズが、たくさんあります。僕はさまざまな企業で管理者向けの研修をしています。

教えている内容といえば、

1、目標管理能力 
2、問題解決能力
3、チーム運営能力
4、指導能力
5、育成能力
6、自己成長能力

それぞれを、どのように運営するのか?ロープレやワークを交えて研修をしています。お金をいただいて研修をしている僕がいうのもなんですが、実はこれだけでは不完全なんです。

こうしたマネージメント上のスキルは、多種多様な人を雇い入れる状況では必須です。しかしながら、どのスキルも、絶対的な前提が必要になります。それは、上司と部下、経営者と社員の信頼関係です。


絶対的な信頼関係がない局面で、管理を徹底すると、「信じてもらえていない」「数字だけしか見てもらえない」という状態になります。


絶対的な信頼関係がある局面で、管理を徹底すると、「期待をしてもらっている」「きちんと目をかけてくれている」というように部下は受け取ります。



今一度、信頼を構築する工夫と、あなた自身のあり方、そして、適切なスキルに目を向けてみてください。


ご参考下さい。

浅井隆志