セールスの学校をご贔屓にいただきありがとうございます。


先日メールとブログで「セミナーの方向性について」お伝えしました。




ところが、「もうセミナーやらないの?」というお問い合わせをいただき、

”はっ” としました。


中には、精神的に僕が落ち込んでいるのかと、

心配をしてくださるメールも多数いただきました。


感謝感謝です。




それで・・・すみません。

セミナー事業撤退ではなく、内容を刷新するお話だったんです。





といいますのは、なんとなくこの時代の流れを考えていました。



ご存知のように、フェイスブックが爆発的に伸びています。



僕なりに分析したところ、

・フェイスブックが素晴らしいのではなくて、
 つながりが欲しいから伸びている。

・つながりが欲しいところに、
 フェイスブックというハードが現れた。


これは価値観の転換が起こっているのだと感じています。


成果主義や個々の自己啓発が盛んだった1997年から、

いまや枠を超えたチームや帰属意識が台頭しています。




さらに、昨年の震災で、”絆” が見直されました。




地域のコミュニティの大切さだったり、

助け合いで手を差し伸べることの重要性に、

全国民が目覚めたのではないかと感じています。



NPO法人も他ボランティア団体も、

このような価値観の転換が後押しして、

進化の過程にあると考えられます。



この話はいまさらなのかもしれませんが・・・




震災があって、痛ましい映像や、廃墟と化した街並みの映像。

ニュースで多くの人が見られたと思います。



連日流れ続けるニュースに目が釘付けになり、

見たくなくてもTVのスイッチを消せなかった。


見るたびに心が痛み、「自分になにができるだろうか?」と、

皆さん想いを馳せたと思います。



自分がその場にいたら、どんなに辛かっただろうか?

自分が疑似体験をすることで、心が痛む。



そして、その痛みが、行動への原動力となったと思います。



フェイスブックの社会的な現象や、

震災での価値観の転換。



共通していることは、何か?

僕なりに答えがでました。









「共感」です。




人は共感して欲しい。

そして、誰かに共感したい。




だから、

コメントに ”いいね”という共感が得られると嬉しい。


だから、

”みんな” で良くなりたいと想う。




これからの時代、どうやってお金を稼ぐか ではなく、

共感できる心、共感していただく生き方、が

最も重要なのではないか結論がでました。



心を大切にすれば、

当然ですが、結果的にお金もついてくる。




セールスの学校では、

「人を説得して人を動かす」をテーマにしていましたが、


これからは、

「共感力を磨いて、ビジネスに活かす」をお伝えしていきたいと想います。





共感する能力が卓越すれば、

お客様のより深い悩みや欲に気づくことができる。

当然ながら、提案の質が変ります。



共感される人間になれば、

見込み客が顧客になり、顧客がファンになります。

いわゆる自分売りです。



お客様の痛みや悩みに共感できる、感受性やスキルを身に付け

お客様のタイプに合わせた言葉の使い方で、共感を得る。


そのための、スキルとマインドを提供いたします。




正直僕にとって大きな決断でした。

テーマを「説得」から「共感」へ。



テーマを変えるということは、

僕にとって、今までの自分を否定するに等しく、難しいことでした。



2月3日に、変化の決断をしました。

日本では節分で、一年の変わり目の日でもあります。

中国では、旧正月ですね。



冬から春へ、

まだ寒くなるかもしれないと怖くなるけれど、

身軽に動けるように、厚い上着を脱ぎ捨てました。



僕にとってはチャレンジですが、

僕の行動が社会に少しでも良い変化になれば、僕の幸せです。



この想いに共感いただければ、この上なく幸せです。


浅井隆志