最近は移動が車なので、本が読めない。サラリーマン時代、本に依存していた頃は、運転しながら読んでいたけど。
もっぱら運転中は、考え事している。


今日は、冬の役割を考えた。

何事にも役割を考えるのは、宗教家と僕だけかもしれないな。


というのも、運転をしていて、街路樹になぜか目が留まった。
この時期は葉をつけていない。葉をつけていない木、特に葉をつけていない街路樹に、意味はあるのかと。

春の街路樹は、始まりの期待感を与えてくれる。夏は深い緑が、活力を与えてくれる。秋の彩りは、安らぎを与えてくれる。さて、枯れているように見える冬の街路樹は、何を与えてくれるのだろうか。

一度考え出すと、僕の知識欲が疼き出す。で、調べてみた。


冬の落葉樹は、当然ながら葉を落とす。気候条件だけではないそうだ。

どうやら、根から吸収した養分に、不純物が混じる恐れがある。そこで、不純物を排泄するために、葉を落とすそうだ。


人生は時に季節に例えられる。

冬は、捨てる時期。

冬の役割は、深い。



浅井隆志