「浅井さん、電話が入っていますよ」
当時務めていた、建築会社の女性スタッフからの伝言だった。
今から、もう7年前の話だ。
どうやら、僕にお客さんから電話が入ったようだ。
聞いてみたら、聞いたことがない名前だった。
ひょっとすると、以前、住宅展示場で接客したお客様かもしれない。
そう考えると、胸がドンドコと踊る。
わざわざ電話を入れてくるお客様は、かなり劇アツで、契約率が高いからだ。
僕は、さっそく電話をして折り返した。
そうしたら、ビックリした。
まるで、水を飲み込んだら、コーヒーの味がするように
ぎょっとした。
電話に出たのは、男性だった。
おかしい・・・・・・
電話をしてくれたのは、女性客だったはず。
「あのー、○○土地建物の浅井ですが」
「浅井さん、すみません。浅井さんが素晴らしい営業マンだとお聞きして
お電話をさせていただきました。実は、ヘッドハンティングのお話でして・・・」
「は、はぁ?」
「一度お会いして、お話しませんか?」
まさか、ドラマのようにヘッドハンティングなんて存在すら信じていなかった。
でも、現実的に起こっている。
僕は、興味が湧いた。
転職に興味はまったくなかった。
ヘッドハンティングというビジネスに興味があった。
果たして、どのような仕組みで、どのように収益をあげるのか。
好奇心で、お会いすることにした。
今でも忘れない。
千歳烏山のごみごみした商店街の、ちょっとしたはずれにある喫茶店。
母が好んで通っていた場所。南蛮茶館に行った。
昼間なのに、少し薄暗く、雰囲気のある店。
硬い木製のイスが、なぜだか僕をやさしく包み込む。
時間を忘れられる喫茶店だ。
その、一番奥のテーブルに座った。
トイレの横だったから、ちょっと芳香剤の香りが気になった。
でも、まぁよい。長居はしないだろうから。
そこに現れたのは、ヘッドハンティング会社の人間。
僕より、少し年齢が行っているように見えた。
やさしい顔つきだった。
挨拶はほどほどに、なぜだからいろいろなことを話した。
プライベートなこと、将来の夢、挫折したこと。
僕はその人を好きになってしまった。
人嫌いな僕にとって、珍しいことだ。
その彼が言った
「転職するしないは、おいておいて、可能性の追求ということで、一度先方に会ってみては?」
僕は、転職に興味がなかった。
しかし、彼の提案を受け入れた。
彼には、僕が納得してしまう、何かがあるのだ。
そして、僕は、即決で転職をした。
その転職を期に、メンターに出会い
営業マンとして、実力を養うことができた。
僕にとっては、人生を好転させる転職で
彼は、僕の人生のレールを敷き変えてくれた存在だ。
そして、今
教育事業のパートナーとして
仕事をしている。
彼も起業し、研修会社を立ち上げた。
また、人生が好転するきっかけを彼は与えてくれた。
僕の大手企業の研修は、彼からの紹介だ。
僕が今こうして存在するのは彼のお陰でもある。
そんな彼から、出版祝いとしてネクタイを貰った。
その彼とは、
ウェイク代表 高橋弥呂 さん。
一蓮托生を誓った、盟友だ。
そして、柴田さん、森山さん、いつもありがとう!
今年もガツーンと共に上りましょう!
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