今日で、母が亡くなってから3年の月日が経った。
あっと言う間だったような、永かったような、不思議な感覚だ。
僕自身の環境を考えれば、激変した3年だった。3年もあれば、人は変わる。いや、変われるといったほうが良いのかもしれない。
3年前の僕から、今の僕は想像できなかった。自分には無理だと思ったことも、夢物語だと思ったことも実現ができた。今の僕からしたら、大した結果ではない。でも、3年前の僕が、今の僕に出会ったら、すごい人に見えるのかな。
歩いてきた道のりは、いつも上り坂だったような気がする。上るときは、「僕に上れるだろうか?」と不安になった。でも、上った景色が見たいから、上った。上った先に何かがあると信じて、上った。がむしゃらに上った。がむしゃらに。
いつのまにか、3年前の僕が上ろうとしていたところまで上れていた。振り返って、上った坂道をみると、「なんだ、たいしたことなかったじゃん」なんて、思ったりする。
上り坂は、下から見ると、大層に見える。
上り坂は、上から見ると、大したことはない。
え~と、何の話だったっけな。
..........そうそう、命日の話だった。
僕はお墓に行った。歌にあるように、お墓にお母さんはいない。でも、僕はお墓に行った。
ずっとずっといつまでも、上り坂にチャレンジし続けることを誓いに。