ロンドン、クリスフォード家。メアリーは母の言いつけで、花瓶の水を替えようとしていた。
そこへ、東洋人らしき召使が来た。
体躯は180㌢はあろうか、切れ長の瞳はさながら諸葛孔明を連想させる。24になる今年に明からやってきたのだ。
「お嬢様、このようなことは私めがやります。。。ああ、どうして母上様はこのような言いつけばかり・・、辛い仕事はこのリーリンにお言い付けください。
見事な金髪のか細い身体のメアリーは、どうやらブルーネットの髪の母にその金髪を妬まれているようだ。
ゆえに、おなじブルーネットの髪の長女をかわいがるのだ。
「いいのよ、リーリン。花瓶の水をかえるだけですもの、何でもないわ」
「それでも、このような大きな花瓶、女性には重すぎます、今は誰もいません、私がいたします。」
リーリンは、花瓶を軽々と抱えて中庭に行った。