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様々な体の不調が出ていて、病院へ行き、検査などで、その原因が無い(分からない)ときには、
自律神経失調症と言われる事がありますね。


【自律神経活動】

自律神経は交感神経と副交感神経からなり、両者のバランスによりコントロールされています。

身体が活動している時は交感神経が優位で全身が緊張した状態になり、逆に、副交感神経活動が優位な時は身体の緊張が取れ、くつろいだ状態となります。

ストレスがかかると、交感神経活動が亢進して、副交感神経が抑制され、交感神経優位な状態となり、これが持続すると様々な健康障害がおこることが知られています。

また、バランスの乱れだけでなく、交感神経活動と副交感神経活動の《両方》の機能が低下する
つまり《総自律神経活動の機能が低下》してしまい、調節機構がうまく働かず、健康障害の原因となります。
※薬(特に、抗うつ薬)を飲むと、総自律神経活動は低下することが多いようです。


【症状と自律神経の関連など】

肩こり、慢性的な疲労、不眠などは、交感神経の過緊張状態です。

慢性的な症状では、体を治す為の、「副交感神経」の働きが低下していて、
相対的に、「交感神経」緊張していることが多いと思われます。

うつ病でも、常時交感神経が過緊張状態です。
(定形うつ病では、総自律神経活動低下、副交感神経活動低下、
相対的には、交感神経が過活動になっています。)
しかし、交感神経がもっと興奮しなければいけない状況になっても、
交感神経の活性度が上らなかったり(反応が鈍い)します。


ある病気で起きている、自律神経の活動の低下、アンバランスは、
その病気が治ると、自律神経の働きも改善します。

逆に、自律神経の活動を活性化させることは、
自律神経が関連する症状・病気の改善に、大変効果的だと思います。


交感神経の緊張が明らかに強い症状で、
総自律神経活動が落ちている(元気が出ない等)感じの方は、
とにかく、体を休めましょう。
(しかし、相対的に、交感神経が緊張してしまっているので、
なかなか、思うようには、体が休まりません)


そこで、積極的なリラックス(副交感神経の活性化)が必要となります。


手軽な方法として、以下の方法は如何でしょう。

ぬるいお風呂にゆっくり入る(熱いお風呂では、交感神経が緊張します)

お風呂を出て、寝る前にでも

ゆるーいストレッチ (痛みを感じると、筋肉が緊張してしまいます)
伸ばしている筋肉から、気持ち良い~、という信号が感じられたら大成功!
そして、終わった後の気持ちよさも、
じっくり感じていただくと、一層効果的です。


本格的に 自律神経をコントロールする方法として、

「自律訓練法」「呼吸法」「リラクゼーション(法?)」などがあります、
習得には時間がかかりますが、焦らず、飽きずに、のんびり続けて、
習得できれば、一生ものです(^^)


  自律神経ラボ