昨日録画していたアナザーストーリー

「復活~サイモンとガーファンクルと

セントラルパーク」を見ていたら、

最後に歌われる「ボクサー」の歌詞が

原曲と変えられていたのを始めて知って

ちょっと、びっくり

(写真は、ウィキペディアより借用しました)

 

その変えられた歌詞の翻訳は

「月日が流れ、 

僕もどんどん年をとっていくが、

将来の自分と比べれば、まだ若い

誰もがそうやって年をとっていく

色々なことがあっても 結局

人は大して変わらない

色々なことがあっても 人なんて

そんなに変わらないものさ

 

月落不離天

(つきおちて てんをはなれず)

という9月の禅語がある。

 

これは「水流れて 元海に入り 

月落ちて 天を離れず」

という言葉の一節で、

 

水はどこを流れていても

結局は、海に帰し、

月は西の空に沈んでいっても

天を離れることはない

 

人生には、色々なことが起こるが

崇高な仏性の下にあって、

これから離れることはない、

 

すごく平たく、言い換えると

人生には必ず浮き沈みがある

仮に何かがあっても、

仏に見放されることはなく、

きっと救われる

と解釈できると思う。

 

この禅語の言いたいことは、

先ほどのポール・サイモンが

変えた歌詞の言っていることと

同じじゃないか?

 

笑ったのは・・・

茶席の禅語ハンドブックの

該当箇所を要約すると

人は様々で一様ではないけれども、

清らかな仏性を持っていることは

差別がないという趣旨のことが

書かれているが、これって

ちょっとピントが外れてるかな。