先日から書いている通り、
今月のお稽古は荘りもののお稽古
荘りもののお稽古では、その
道具のご由緒が尋ねられる。
私は、茶入荘のお稽古で、
思い付きで
細川家伝来と答えてしまったが、
細川家と並んで、お茶の世界で、
著名な家といえば、伊達家がある。
とくに唐物のお稽古では、
伊達家伝来の岩城文琳
(いわきぶんりん)が挙げられる。
文琳っているのは、りんごの
ことで丸い形の茶入である。
以前、一緒にお稽古している
お弟子さんから、「岩城文琳って、
どんなものか、見てみたいですね」
と言われた。
そう思って、「茶道具の世界5
茶入」(淡交社)を見てみたら、
そこには岩城文琳は掲載されていない。
そうと知っては、どうしても
岩城文琳を調べないと気が済まない。
それで図録を入手に走る。
「大名の精華 伝第伊達家の至宝」
(仙台市博物館)
「伊達家の茶の湯」(仙台市博物館)
これで一安心