さあ、今年になって、初釜だ、

お茶会だ、源氏物語だ・・・

といっているうちに、はや6月

早いもので、年の半分近くに

差し掛かった

 

6月のお稽古のために

茶道実用手帳(宮帯出版社)を

見ていたら、

ビックリしたことがあった

 

季節のお道具を見ていると、

私のメモでは、6月のお茶碗は

黒平、馬盥(ばたらい)

雨漏手、斗々屋、

熊川、三島檜垣、青井戸

瀬戸唐津、安南絞手

となっていて、手元にある

2020判では、間違いなく

そうなっている。

 

ところが、たまたま2021年判

を見ていたら、

6月のお茶碗は、黒平、馬盥

だけになっていた。

その以後の年の判でも同じ

うーんと、唸ってしまった。

 

茶器、香合なども少し違って

いるけれど、大きな違いではない。

花入はかなり違っていて、

 

釣舟、舟、

鵜籠、桂川鮎籠、傘籠、時雨籠

蓑虫籠、有馬籠、賀茂川籠、

泉声籠、唐物手付籠、

備前鰐口、古瀬戸、

が挙げられていたが、

 

今では、舟、古瀬戸、

蓑虫籠、有馬籠、賀茂川籠、

備前鰐口、唐物手付籠

が外されていた。

 

季語や季節のお道具なんかは

毎年ほぼ同じことが繰り返し

書かれていると思いこんでいた。

 

よく先生が、「淡交会の講習で、

毎年お点前も少しづつ変わって

若いころから慣れ親しんでいる

お点前が変わって困る」と言われるが、

茶道実用手帳の季節のお道具も

気付かないうちに変わってしまう

んだなと実感

 

外すには、外す理由があるの

だろうが、そうするなら、

説明しておいてほしいな。

楽六代左入 黒平茶碗

【河鵜カワウ】玄々斎箱書、了入極