3月のお稽古は、

初めの日が、逆勝手の薄茶、濃茶

次が、炉の流し点で、筒茶碗

それに旅箪笥の手前、芝立

 

中上級の四カ伝のうち、

炉の台天目のお稽古

お稽古としては、盛り沢山だった

 

ところが、

ブログというものは

基本日記スタイルなので、

お稽古の手前の、そのもの全部

書くのには適していない。

3月のお稽古は、

どれもその一部を切り出すのが

ちょっと難しくて、

どうしても書けないでいた。

 

それで、はたと気が付いたのが、

これまで、

お茶席の「棚」については

一度も書いたことがない

ということ

 

棚は、結構種類が沢山あって、

その種類ごとに、手前が変わって

お稽古をすると面倒なのだが、

自分でも整理してみたことがない

 

ということで、棚について

ちょっと書きだしてみようかな。

 

という訳で、棚の分類

①    まず、どの家元のお好みか

②    炉と風炉でいずれも使えるのか

炉のときだけか。

③    形が大棚か、

運び棚など小さい卓(じょく)か

④    形が一重棚か、二重棚かで、

棗、柄杓、香合などの荘り方に

違いが出てくる

⑤    釜の湯返しがあるか。

⑥    水次で水指に水を足すときに

水指を棚から動かすか。

⑦    その他、特殊な扱いがあるか

 

まずは、今月のお稽古で出た

旅箪笥(たびだんす)

 

これは千利休が小田原の戦で

秀吉にお茶を差し上げるために

持ち出したものという逸話がある。

 

イメージとしては

春の野点のお道具なので、炉の道具

かと思いきや、炉でも風炉でも使えると

されている。

お稽古では、

炉の時期しか使ったことがないけど、

風炉だと旅箪笥の左に、

風炉と釜を置くのだろうと思うが、

正直、倹飩蓋(けんどんぶた)といわれる

戸を立て掛けるスペースが少なくなるので

扱いがやや困るな。

中棚を取ると、芝点の敷板になって、

棗、茶筅などが置けるという優れもの

点前にあたって中棚に棗が

荘られて、柄杓は上棚の切り込みに

掛けられている。

(写真は、裏千家点前教則6 棚(淡交社)より)

 

お点前は、明日に・・・