全国の茶道具を蒐集している
美術館がどれくらいあるのかと
考えていたら、いい図録があった。
昔から古本屋で関西編を見つけていたが
ようやく関東編もみつかった。
(写真は、角川書店の「茶の湯美術館」より)
ということで、
最初に整理することにしたのは、
細川藩の茶道具を蒐集している
というか、管理している「永青文庫」
細川藩の茶道具というと、
室町以来の名家なので、蒐集されている
茶道具は図録などで公表されたものは
極一部に違いない。
永青文庫って、どうしてこういう名前
なのかなと思っていたら、京都長岡の
勝龍寺城に名前の由来があるらしい。
勝龍寺城は、
細川家が治めた城として名高いが、
勝龍寺→「青龍寺」ということで、
これに永を付けて、永青文庫
永青文庫の茶道具についての
図録は
(千葉そごう美術館刊)
それと、かなり前に東京国立博物館で
開催された細川家の美術品を集めた
大展覧会の図録がある。
どんな茶道具があるかといえば、
細川三斎が千利休の高弟だったこと
もあって、利休作の茶杓が有名
銘を「ゆがみ」といい、
竹筒の「休の作」の文字は
三斎のものとされている。