昨日の茶会は、正式には

「第60回川崎大師 ご供茶式(ごくちゃしき)

とお茶会」とされていた。

川崎大師は、露店が賑やかしくて、

お正月のような賑わいだった。

最初に、川崎大師の信徒会館で受付

最初の茶会ごとに、3組に分けられて、

200人くらいの参加者が本堂に進み、

みな正座して、僧侶、お家元の入場を待つ

 

川崎大師の貫首大僧正による挨拶があり、

火が高々とのぼるなか、読経が始まる。

 

設えとしては、本堂の点前に、

黒漆に蒔絵のある真台子が据えられていて、

南鐐(なんりょう)の皆具(かいぐ)が置かれ、

真台子の上には、

天目台の天目茶碗が2セット

白い仕覆に入った茶入、棗の二つが、

折敷に乗せられて置かれていた。

 

参考までに、こんな感じ

(世界文化社「裏千家茶道 台子・長板の点前」より)

 

そのなかで裏千家16代家元 

千宗室 坐忘斎による

ご供茶式が行われた。

 

浅皿に茶巾、茶筅、茶杓を乗せて

これを持ち込み、台子の点前が始まる。

 

お茶を扱うときに、揉み手をして、

献茶式でよくみられる和風のマスクを

されて、恭しい雰囲気

 

ゆっくりとしたなかで、

流れるような手前で、美しい。

先代のような大きな身振り手振りはなくて

これが目指すべき点前なのかと得心

 

これは樂一入の黒楽茶碗の箱書で

坐忘斎お家元の書付で、素朴な人柄が感じられる。

 

お茶会については、また後日