●ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人
*著者:東野圭吾
*発行:2023年11月20日
*版元:光文社(光文社文庫)
*定価:本体900円+税
<故郷で父が殺害された。仕事と結婚準備を
抱えたまま生家に戻った真世は、
何年間も音信不通だった叔父・武史と再会する。
元マジシャンの武史は警察を頼らず、
自らの手で犯人を見つけるという。>(カバー裏より)
文庫本で500ページを超える“大作”。
どこに隠されているかわからない伏線や
仕掛けに注意しながら読み進めるから、
スイスイというわけにはいかないが、
長いとはまったく感じずに楽しめた。
真世と武史の会話もなかなかいいよね。
今回、“やられた感”はあまりなかったが、
新ヒーロー“黒い魔術師”は、
十分すぎるほどキャラ立ちしていると思う。