生きて逝く、というふつうの覚悟。 | 魁!稽古人、徒然日誌

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空手とシステマ、誰ツヨDOJOyを稽古しているオヤジの徒然日誌です。武の体育功学舎空手伝承会松尾道場主宰、システマ福岡ネットワーク代表、誰ツヨDOJOy福岡稽古会所属、『現代護身術』講座企画立案者

武の稽古、特にシステマの練習は、自分と自分の周りの人たちの幸せを考えて取り組むのが最善じゃないか、なんて思ってたりします。

家庭や大切な人たちを犠牲にして続ける必要はありません。ミカエル師もヴラッドも、ことあるごとに結婚と家庭を大事にすることを説きます。

バツあり独り身で、孤独死内定の私には、耳が痛いことこの上ないのですが、システマを曲がりなりにも長くやっていくと、なるほど、と納得する感覚が備わります。

考え方や行動に危なかしさが消えて、穏やかで、安心感のある雰囲気を纏うようです。システマ力が高まった方々が、すっ、と躊躇なく結婚するのがわかるような気がします。

今の私なら、いい旦那さん、父親になれる自信はできたのですが、残念ながら、少しばかり(花婿?)修行が長くかかりすぎました。


料理、洗濯に不自由は感じないし、苦手な整理整頓や掃除も終活の一環と考えれば、前向きにやれることに気付かされました。


まだまだ逝くつもりはありませんが…。


父の死、恩師の看取り以来、関わりの深い方々の逝去を知るたびに、一時は、謎の焦り、不安を憶えたりしたのですが、ミカエル師の逝去以降は、不思議と落ち着きました。


誰でも逝く。


ならば、私は今を生きる。


懸命に、でもなく、

悔いを残さないために、でもなく、

ふつうに生きて逝こう、という覚悟ができました。


持病もあるので、任せるべきは任せて、稽古人として全うできれば幸いです。これは、明らかにシステマで得た素晴らしいギフトのひとつです。


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