大阪関西万博に対する逆風が強く吹いていますが、
反対理由として、
1 海外パビリオンの建築申請が未だにゼロ
2 夢洲の地盤は軟弱
3 建築費が当初の倍に増加
4 入場料が高い
5 大阪万博に行きたい人は4割程度
6 大阪万博のアクセスが悪い
7 キャラクターが気持ち悪い
と言う7つの項目が、某ブログに挙げられていました。
1と6は当日までに間に合わなかったら批判する問題で、
現段階では要らぬ心配だと言えます。
4は、今のチケット相場がどれぐらいの水準にあるのか分からない人の意見で、
「現在、アリーナクラス会場でのチケット相場は、国内アーティストなら
8000円~1万円前後、ジャニーズなら8000円~9000円台あたりが一般的ですが、
それでも日本はライブチケットの相場が安すぎて十分な利益が出ないと
悲鳴が上がっている。出典:日刊サイゾー」そうなので、2年後の7,500円を
考えると、入場料が高いとは言えないと思います。
2の地盤沈下の問題は、舞洲や咲洲の現状から判断することになりますが、
咲洲にはインテックス大阪やホテルまで建築されて、問題なく営業しています。
5は、東京オリンピックの開催前と開催後のアンケート調査にあるように、
全貌が明らかになった時に、反対と賛成の割合が逆転する可能性は大だと思います。
最も批判の対象になっている3は、建築資材や人件費の高騰を低く見積もった
当初の計画が、甘かったと言わざるを得ません。
ただ物価高騰は全体に及んでいるので、一般財団法人アジア太平洋研究所(APIR)が
2023年7月に発表した2兆3759億円の経済効果も上振れする事になります。
それに付随して、想定入場者数約2820万人を危惧する意見がありますが、
1970年の万博は約6421万人の入場者があり、規模の小さかった大阪の鶴見緑地で
開催された国際花と緑の博覧会でも2312万人の入場者があったことと比較すれば、
十分に達成可能な数字だと思います。
7のキャラクターが気持ち悪いと言うのは、よしもとのパビリオンが品位に欠けるという
意見と同じく、万博を批判したいだけの言いがかりにしか思えず、奈良のせんとくんを
批判した頭の古い人と同じ意見で、相手にする価値もないでしょう。
最後に、万博を批判している人の大半は反大阪維新、反自民で、
政局を意識したネガティブキャンペーンの側面があるので、
マスゴミや保守的改革論者が垂れ流すフェイクニュースや間違ったポピュリズムに
惑わされないように、冷静な視点で社会に関わっていきたいと思います。