伊藤園の新商品CMのタレントがAIであることに対して、俳優の平岳大が「アメリカでは
俳優、作家、映画制作に携わる何十万人が半年間、自らの生活を犠牲にしてでもAIに
仕事を奪われる事を拒否してストしているのに、悪びれる事もなくAIで作った俳優を
CMに使うこの無神経。凄いとしか言えない」と批判していますが、
企業側からすると「不祥事などでブランドイメージを下げることがないということや、
髪形や服装、化粧などを即時に変更でき、どんな現場や案件にも対応できるということが
あります。さらに多言語に対応できるのでグローバルな活動が可能であるなど、
特徴を挙げ出すとキリがありません」(AIアイドルの専門事務所「ER`A`ROR
―project代表談)と、計り知れないメリットがあります。
アイドルの世界ではアニメのアイドルが活躍していて、今後AIアイドルグループも
誕生するでしょうが、AIの苦手な事として、人の気持ちを汲み取る事と合理的な判断が
出来ない事があげられていて、その点から言うと「会いに行けるアイドル」をコンセプト
にしているAKB48グループや地下アイドルの泥臭いリアルな聖域に踏み込むことは
不可能で、最終的に役者も誤魔化しがきかない表現力と舞台等のリアルな世界で
存在感を示すしか生きる道は残されていないと思います。