NMB48若手トップ3の上西怜、梅山恋和、山本彩加によって結成されたユニット「LAPIS ARCH」の
初ライブを鑑賞して来ました。
昨年の12月15日に、NMB48劇場で特別公演と銘打たれてお披露目された時は、サプライズ発表が
あることを知らされていなかった観客の反応が薄く、盛り上がりに欠ける先行き不安の残るスタート
でしたが、今回ライブ会場となったCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールは、館内の効きすぎた
暖房以上にヒートアップした観客の熱気で噎せ返っていて、開演前からNMBの未来に立ち会える
喜びで満たされていました。
昨年2月にオープンしたばかりのピカピカの劇場は約1100席の程よい大きさで、2階席を設けず
座席を緩やかに傾斜させているので視界も良く、私は前から24列目の席でしたが、ステージとの
距離を意識することはありませんでした。また音割れしない重低音の音響が心地よく、ステージと
客席が一体となれるストレスの無いライブ環境を作り出していて、今後多くの名公演を生み出して
いくことでしょう。
梅山恋和「バレンタインデーキッス」
上西怜「口移しのチョコレート」
山本彩加「虫のバラード」
写真出典：Twitter、Instagram
彼女たちがセットリストに選んだ冒頭の5曲は「だらしない愛し方」「LOVE TRIP」「清純フィロソフィ」
「国境のない時代」「teacher teacher」で、夢に向かって歩みだしていた頃の初心に帰って、
NMBの第2章を担う意思表示を既存のファンに宣言するための楽曲が並べられていますが、
上西怜のお色気、梅山恋和の可愛らしさ、山本彩加の力強さと、それぞれの個性を生かすために、
あえてNMB以外のAKBグループ楽曲や特にフィンガー5の「学園天国」とモンゴル800の「ちいさな
恋のうた」をフィナーレに使ったのは、外に向ってアピールして行く狙いもあると思われます。
今回の公演で、彼女たちの目指している方向性が示されましたが、秋元康にユニットの
オリジナル曲を書くためのインスピレーションを与えられることが出来たかは未知数で、
3か月後に東京で開催が決まった2回目のライブで、その答えが明らかになっていることでしょう。
今回のライブでAKB48は名曲の宝庫であることを改めて印象付けられました。
違うグループがアレンジを変えてパフォーマンスすることで、新たなファン層の拡大に繋がるはずで、
著名なアーティストがカバー曲を世に出せば、AKB48が再評価される切っ掛けになるでしょう。
余談ですが、公演MCで匂わせていましたが、山本彩加と梅山恋和のダブルセンター曲と
上西怜の写真集は、今年中に実現されそうです。
セットリスト
01 だらしない愛し方
02 LOVE TRIP
03 清純フィロソフィ
04 国境のない時代
05 teacher teacher
06 バレンタイン・キッス(梅山恋和)
07 私たちのreason(上西怜、山本彩加)
08 逆転王子様
09 口移しのチョコレート(上西怜)
10 君と僕の関係(山本彩加、梅山恋和）
11 ひと夏の出来事
12 虫のバラード(山本彩加)
13 となりのバナナ(梅山恋和、上西怜)
14 遠距離ポスター
15 ホワイトデーには…
16 僕たちは戦わない
17 Green Flash
18 ハイテンション
19 学園天国
20 小さな恋のうた
アンコール
21 光と影の日々
22 僕らのユリイカ
23 オーマイガー！
24 ドリアン少年
