山本彩の涙 | 人力飛行少年の肉体を脱ぎ捨てたなら

人力飛行少年の肉体を脱ぎ捨てたなら

ネットの海を漂う吟遊詩人になって
見知らぬあなたに愛を吟じよう

 

山本彩 LIVE TOUR 2017 ~identity~千秋楽は、日頃からファンと間近に接している

彼女らしい、ステージと客席間の距離を感じさせない、正に神対応のライブで、

“彩コール”に感極まった彼女が流した涙は、NMB48のメンバーやグループを思う“難波愛”

によって齎されることが多かった悔し涙と違って、アルバムのタイトルである“identity”を

ステージ上で実感できた彼女が、他人のためではなく、成りたかった自分に対して

初めて流した、嬉し涙でした。

アルバム収録曲「陸の魚」の歌詞にあるように、

難波愛を捨てきれずに、新しい環境に踏み出せずにいる自分との葛藤に

終止符を打つことが出来るのかは、次に作りたいと言うシングル曲が、

試金石になるのではないでしょうか。

 

  

 

 

陸の魚

作詞・作曲 山本彩

作詞 いしわたり淳治

 

どこかひとつの場所でしか

呼吸ができないなんて事に気付くと

自分が死んでしまう理由も

分かるみたいで無性に怖くなった

 

ここから出てしまったら

自分じゃなくなるの?

 

どこでだって生きて行きたい

誰に無茶だと笑われても

この世界を飛び出さなくちゃ

ずっとただの魚

 

覗くように顔を出しては

すぐにまた引っ込んでを繰り返して

何となくでも分ったのは

怖いだけの世界ではないということ

 

いつまで泳いでいれば

歩けるようになる?

 

すぐそこに見えているのに

今はまだ踏み出せないまま

いたずらに時が過ぎては胸に募る想い

 

どうして水の中でも

こんなに苦しいの?

 

すぐそこに見えているのに

今はまだ踏み出せないまま

いたずらに時が過ぎては胸に募る想い

 

どこでだって生きて行きたい

誰に無茶だと笑われても

諦めて死ぬくらいなら

この海飛び出して力尽きて死のう

でなきゃただの魚

 

ペタしてね