AKBの本当の魅力は公演にあり | 人力飛行少年の肉体を脱ぎ捨てたなら

人力飛行少年の肉体を脱ぎ捨てたなら

ネットの海を漂う吟遊詩人になって
見知らぬあなたに愛を吟じよう

AKB48の本当の魅力が、劇場公演であることを知ったのは、

2005年12月8日に、秋葉原にグランドオープンした専用劇場で、一般客7名の前で

初披露された「「PARTYが始まるよ」公演から6年後に、大阪なんばに誕生した

姉妹グループNMB48の「青春ガールズ」公演に出合えたからでした。


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                         篠田麻里子                出典:ctalde.net                               


4、5年前だと思いますが、So-net のCMに出演していたスレンダーで愛くるしい女性が

気になってネットで調べてみたら、AKB48に所属する篠田麻里子であることを知りました。

AKB48の存在は知っていましたが、このCMが切っ掛けでAKB48に興味を持ちはじめ、

彼女たちが出演するネ申テレビで、研究生だった横山由依に心を奪われた頃には、

「ヘビーローテーション」が大ヒットして、AKB48は世間一般にも認知される存在になっていました。

“会いに行けるアイドル”と言うコンセプトに惹かれてはいましたが、大阪在住の私には、

東京の秋葉原で活動する彼女たちは遠い存在で、それ以上にアイドルのライブを若者たちに

混ざって観賞する事に気恥かしさを感じる年齢なので、妄想が膨れ上がって、

彼女たちが生活の一部として根付く事はありませんでした。

ところが、そんな気持ちを推し量ったように、なんばにAKB48の姉妹グループNMB48が

誕生する事になり、公演を観てみたいという熱に再び取り憑かれた私は、運命に導かれるように、

人生初のアイドルのライブを体験する事になったのです。

幕が開き、目の前で展開されるミューズたちのパフォーマンスに圧倒された私は、

「青春」は過去にではなく、リアルタイムで間近に息づいているものであることを、

彼女たちから教わることになるのです。 

公演は、AKB48チームKのお下がり公演「青春ガールズ」でしたが、

AKB48そのものに憧れて加入した子ばかりなのでパフォーマンスレベルが高く、

AKB48初期メンバーと同じ学芸会レベルの公演(you tubeの動画を参照)だったら、

その後何度も劇場に足を運ぶ事はなかったでしょう。


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               NMB48 チームN「青春ガールズ」公演            

                                          出典:yoshimotonews.laff


新たなオリジナル公演をファンが待望して久しいのですが、グループが増えたことで、

1年近く進展が見られません。しかし、過去の公演は手抜きがなく良曲揃いで、

新世代のメンバーたちが、その遺産を漸く表現できるレベルになったので、オリジナル公演に

拘らなくても、過去の公演を新しい世代の感覚で焼き直して見せていくことも大事では

ないかと思います。

今後誕生する公演は、一部のファン以外にも知ってもらう意味で、アルバムにリンクして

発売するのも一つの方法で、過去の公演も、AKBグループ選抜でアルバム化すれば、

新たなAKB48ファンの掘り起こしになるのではないでしょうか。




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