足柄古道 縁結びの滝・銚子ヶ淵 | Bunny The Flat 【including 徒然鉄】

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2012年〜のFC2ブログ「Bunny The Flat」(犬との生活)
を移転統合しました。
現在はフラットコーテッドレトリバーの愛犬グレースとの
滝巡りや秘境探検を主に活動しています。
bunnytheflat@twitter.com

御殿場線の足柄駅に来ましたよ!
モダーンな駅舎でびっくりしました!
というのもここに来るのは中学生の時以来!
手元に残る当時の足柄駅の木造駅舎の写真がこれ!
約40年前だ!

アヴァンギャルドに変貌した駅だが、一方で無人化され駅員の姿はない。電車もワンマン化され合理化された。
ちょうど上下の列車が来るのでホームに入ってみよう!

前にここに来たときは国鉄73系に揺られてこの島式ホームに降り立ったんだ!

ホームだけが昔のままで、あたりの風景も走る電車も大きく変わった。リアル・バックトゥザフューチャー見てるみたいだ!

御殿場線 ネタといえばこの探検以来になるが

中2の冬、駿河小山の側線に旧国の聖地・憧れの飯田線の廃車予定車が疎開留置されてると聞いて見に行った。
その時に僕を載せたのが、地元横浜線や鶴見線で最期の活躍をしていた通勤型旧型国電73系の、
スカ色バージョンなんてあったのかよ!!っていう佇まいのこの73系でした!
多くが近代化改造を施された車輌だったが、中には旧63系そのままの、
木製3段窓シルヘッダー仕様のモハ72が紛れていたり

その上極めて珍しい戦前型旧2等車サロ45の4扉ロングシート改造のサハ78や
全金属車体換装試作車のクモハ73900番台などの珍車を見ることができて、

そこから車種や出自が多彩な旧国の虜になり、身延・飯田・大糸線から果ては山口の宇部小野田線まで旅することになった。
その旅の扉がここだったんだ!ほんと懐かしいな!

と、そんな僕のノスタルジーを振り払うかのようにJR東海のデロリアンたちは発進していった!


というわけで我に返り本日の目的地、嶽之下宮奥宮に移動しましたよ。
この境内に滝があるらしいです
まさかこれじゃないよね?
せっかくなのでお参りしましょう
パンパン!ものすごくあついのでおみずにはいってあそべますように!おねがいします!

おーさっそくコウカありましたよ!

これが縁結びの滝、2.5mほどの自然滝です!

注連縄が渡されてる神聖な場所なのでここは足をつけてお水飲むだけにしとこう!
とりあえずの動画です!


ああこれだけでもいきかえりました!

それにジョウリュウからパラダイスのにおいがしてくるので、ここはこんくらいにしてサキをいそぎましょう!

この地蔵堂川に沿って足柄古道があり、流域には小滝が散在するということだ。車は通行止みたいだからとりあえず銚子ヶ淵あたりを目指して歩こう!

川をわたりダートの古道を歩いていくと5分ほどで

クンくくん!?あっちにかすかにタキのおとがしますよ!みてきてください!

古道左、地蔵堂川右岸枝沢の踏跡を登ると、頼光対面の滝があらわれました!
2段で15mくらい。枝沢なので水量少な目。
上段にも登ろうと思えば登れそうだけど、無理してグレ連れてここまで登ってもゴツゴツしてて遊べない感じだから、ここはチラ見だけで先に進もう。

というわけで古道に戻ってまた少し進むと道が二股になってる!
銚子ヶ淵は右って小さい看板にあるぞ。車椅子たいへんそうだけど頑張って右行くか!
沢沿いの踏跡に近い遊歩道を頑張って行くと、最後突然広くなって階段が出てきたので右端から登ると、

はあはあ!やった!つきましたよ!
銚子ヶ淵が現れました!
5mほどの渓流瀑と直径20mくらいの広い淵になってて、斜面からは簡単に降りれそうです!
その前によく見たらなんとさっきの分れ道の太い林道のほうがすぐ上に合流してて、銚子ヶ淵の案内板があるじゃないか!何だあっちの道で良かったのか。
一応要約すると、
昔花嫁が厳粛な祝言の最中におならをして大笑いになった。
年若い嫁はこれを深く恥じて銚子を抱いてこの淵に身を投げた。
この悲しい物語を忘れるため里人はこの池を縁結びの「銚子ヶ渕」と名付け伝えた。
ということだ。ちょっぴり悲しい伝説だね。
あとこの看板は銚子ヶじゃなくて銚子ヶって書いてあって、Google Mapでもそうなってるんだけど、小山町HPの足柄古道の紹介では淵の字を使ってるので銚子ヶ淵で統一することにしました。ま、どっちでもいいのかな。

…というわけで銚子ヶ淵に降りました!なかなかいいね!
あああつい!もうまちきれません!
濁りやすいけど、水は清涼だ!
小さいけど趣きある渓流瀑がアクセントになってて
秘境のオアシス感たっぷり!

はあはあ!めちゃくちゃきにいりましたよ!

3段5mのこの渓流瀑を、銚子ヶ淵の滝、と記載しているサイトを散見するけど、正式な名称かは不明です。

とはいえヨソウいじょうにいいところでうれしいです!

ここであそびまくりたいです!
とグレもいうので
この先も行けたら行こうと思ってましたが
ここが気に入り2時間ほどすごしました!

グレが泳ぎまくって濁ってるけど、上流から絶えず清水が補給されるから全然気にならない!ほんといいとこだ!


ぷはー!
こんないいとこなんでいままできがつかなかったのかな?

いにしえの道のほとりの、小さな滝と
大きな淵

暑さを忘れて

満喫しました!

楽しかったね!

帰りたくないだろうけどそろそろ行くよ!

足柄古道、地蔵堂川の銚子ヶ淵でした!

ちなみにもっとこの古道を進めば、他にいくつかの淵と、右岸枝沢に古滝という潜流瀑状の滝があり、

もっともっと進めば足柄峠を経て、古道は御殿場大井線となり足柄ではいちばん有名な滝、夕日の滝に至るそうだ!

もちろんこの写真は過去に行ったものだけどね、

夕日の滝は健脚時代を含め複数回行ってるけど、いつ行ってもガチなカメラマンが大勢ゲバ立てて夕日まちの場所取りかな?長居してる感じだったので

思い通りに遊べる雰囲気じゃなかったからブログもインスタも毎回ボツにしちゃってたんだよね。
丁度いい機会だから記録として載せとこう!いい滝なんだけどね!
ついでに夕日の滝近くの足柄万葉うどんのカレーうどん!これは独創的なので一度食べてみてください!(写真は麺大盛です)

そしてさらに足柄峠付近の万葉公園からは古道の石畳から分かれて矢倉岳に至る登山道があって、これもずっと前に登ったことがあるんだ。ここも良かったね!いい思い出だ!

銚子ヶ淵はタイムトリップできる旅の扉でもありました!