インフレータブルSUP エア漏れ傷の修理(+電動ポンプヒューズ切れ交換について) | Bunny The Flat 【including 徒然鉄】

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2016年8月に購入したAquamarina Fusion

何年も使ってると牡蠣や藤壺との接触でキズができて、使用中にそこから細かい泡沫状のスローパンクチャーが生じるようになった。

放置してるとそこからキズが拡がって空気が抜けるのが早くなったり、最悪はインフレート時にバーストする恐れもあることから、去年の今頃、付属のリペアキットを使って修理しました!

まずは説明書のとおりに進めますが、
キズの部位は3箇所特定できていたので事前にマーキングしておきました。


付属のpvcシートを傷より広め(1.5cm以上のマージンとなっているが不安なので3cm取りました)に円形にカットして専用ボンドで貼りつけるのですが、
僕は接着力を増すために手技を少しアレンジしました。

①予めよく洗浄してよく乾かす(接着の基本は乾燥にあり)
②接着想定エリアをサンドペーパーがけして粗造面にする
③アルコール綿で微細カスを拭き取るとともに脱脂乾燥を図る
④キズの最も深い気泡の発生部位と思しき場所には皮下注射用のシリンジで少量のボンドを注射する
⑤ボディ、シート両方にボンドを薄く塗って2,3分待つ
⑥さらにボディ側貼付部位の中央に追いボンドを垂らして
⑦シートを貼り付ける


貼り付けたあとはコンクリートブロックで圧迫しました。
砂の混入を避けるためクッキングシートを挟みました。
説明書は12h以上ですが2日放置しました。

48h経過後にどけてみると、接着剤は完全に硬化しきれいに接着できました!
シート断面部をカバーするようにグルっとボンドを上塗りし、さらに一晩放置しました。

補修後はエアインフレート圧は従来のMax15psiに対して12psi程度に自主規制して使用しています。15psiと比べて体感的な浮力の差は全くわかんないです!

それでシート浮きなど新たな気泡発生の症状は全くありません。

 

岩などで擦ってシートが剥がされないように、スコッチの強力テープでシート補修部分を覆って使っています。

これに密封効果を期待するというよりも、あくまで気休めの保護です!(再び擦過されてしまったときにテープが身代わりになればと)

これはボードを膨らませた状態で貼るのがミソです!

そうすれば何度使っても剥がれずくっついててくれます。

  


付属キットがない場合、メーカー製以外でも、ゴムボート用に安く出回ってる製品がありますので、たぶんこれらでも代用可と思われます。

 

 

 

ちょうど修理から1年たち、家族の使用も含め7,8回使いましたが、ずっと問題なく使えています!

早めの発見と補修が功を奏しました!

【補】

 参考までに2020年最新版の同社の修理マニュアルを貼っておきます。

若干の変更があり、クリーナーが付属品になり、パッチの扱いでは特にキズからのマージン幅が1.5cm以上から2.5cm以上に変更されています(やはりね)!

接着剤の種類も変わったのか、「塗ってから2,3分待ってから貼る」とか、「貼ったあとの重し」や「硬化後に辺縁に追いボンド」などの記載は無くなっています。


ここらへんはご自分のモデルの取説を確認した上で行ってください!


※補足2『インフレーターポンプのヒューズ切れ』


画像はありませんが先日突然セビラーのポンプが停止してうんともすんとも言わなくなったので、ソケット部を分解してヒューズを交換したら復活しました。

ヒューズは3Aのこの形です。安く入手できます。

 交換はソケット先端のネジ状部分を回すと先がポロッと取れてコレが出てくるので交換して戻せば終わりです。

ちなみに私はヒューズ交換しても治るかわからなかったのでポンプをもう一台ポチってしまいました。

いま壊れてなくても念の為予備ヒューズは持っておいたほうが安心かもしれませんね。