三崎砲台 (右翼観測所・岩堂山遠隔観測所) | Bunny The Flat 【including 徒然鉄】

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滝巡りや秘境探検を主に活動しています。
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こんにちは久しぶりのミリタリーグレースです!
よく三浦市の白浜毘沙門天海岸にSUPにくるんだけど、抜け道の農道を走るたびに戦跡のにおいがプンプンするので、きょうはパパに言って寄ってもらいましたよ!
くんくん、においをおってきたらこんなみはらしのいいとこにでましたよ!
このぶあついコンクリートはトーチカのようですね?
このヤブのなかがあやしいです!おもいきってつっこみましょう!
なおいまは1月ですのでムシやヘビはいませんよ!
さあ!レッツゴー!

やぶのなかがとつぜんひらけて、こんなのがでてきました!


うわー

おお、これは三崎砲台付属岩堂山遠隔観測所といわれるものではないか!

東京湾要塞の一つである三崎砲台は1921年(大正10)竣工。
30cm長榴弾砲4門が配置されたが、1938年(昭和13)に全ての砲が満州に移設され、1943年(昭和18)に除籍廃止となった。
したがって砲台の跡は跡形もなく、現在は一面の大根畑になっている。
少し離れたここ岩堂山の藪の中に、この半地下構造の遠隔観測所が奇跡的に取り残されているというわけだ。

壁面には当時の迷彩塗装がまだくっきりと残っている!

さあパパ!なかに入りましょう!

内部は広い計算室の左右に狭い側室があって

真ん中の計算室を挟んでいます

それぞれに天井の上にある砲台長位置からの伝声管が通じています。が、ここのは土砂で閉塞していました!

中央の計算室はかまぼこ型の天井で
出入り口や明り取りの窓、通路の上端が全てアールを描いていて、優雅な雰囲気を醸している。

パパ、FC2と違ってシャシンマイスウにセイゲンがありますから、よくギンミしてアップしてくださいよ!

そうか!ひとまず外観までを動画にしよう!


計算室の奥にはテラスのような測遠機室があります

確かに、2つはほぼ同時期の竣工らしい。

これが測遠機室で、中央にあるのが測遠機台座。
ふむふむ


さて、

ここでいったん外に出て、外階段を登って砲台長位置をみよう!

天井にあるこれが砲台長位置だ!

ふむふむ、これですか、うわっどろんこずぶずぶですっ!
うわー、だから伝声管詰まっちゃってたんだね!

このあたりで脱出しよう!

ではここまでをまた動画で!


というわけで遠隔観測所をあとにして帰ろうとしたら、
グレがまだあるというので藪の別のとこから入ってみると、
同じような迷彩が施された壁が出てきて、
これも観測所関連と思われる遺構がありました!
これでだいたいコンプリートだとおもいます!

さてここまで見たら本丸の砲台があったあたりを見てみたくなってすこし移動してみたら、、

くんくん、ここいらが匂いますね?
おっ?これはグンの門柱ではありませんか!?
進んでみると、4つあったとされる砲台はもう跡形もなくなっているものの、
畑の隅に土砂に埋もれた右翼観測所の一部を発見した!
わずかに見えているのが通信室
グレの背後にあるのが砲台長位置ということらしい。
ここでは藪漕ぎはせず、軽く見るだけでおしまい!
このあとはグレのどろんこの足を洗いに海に直行しましたよ!

三浦市の三崎砲台の遺構の探検でした。

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