成就院管理の鎌倉十三仏第十三番「虚空蔵菩薩」の札所、成就院境外仏の虚空蔵堂です。正式には明鏡山円満院星井寺と云うそうです。
小さなお堂ですが、一月十三日のご開帳護摩には多くの人がお参りされるといいます。
一月十三日以外は、お堂の小窓から鉄棒型のシャッター越しに、お前立の虚空蔵菩薩がみられお参りができます。
お前立ですが、堂内写真撮影は現在不可となっていました。
御堂境内には星の井水神祠や、現在は井戸として使われていませんが、星の井自体も現存しています。
また舟守地蔵尊も虚空蔵堂の前にあります。
御堂境内ではありませんが、成就院から虚空蔵堂に向かう途中に、日限地蔵尊もあります。「日限」とつくのは日にちを決めて一定期間願うと成就するという意味らしいです。都内には日限不動尊というものもあり、同様の意味合いを持つ尊格が他所にもあると思います。
こちらは残念なことに、お酒に酔った人らによって地蔵尊が破壊され、新たに立て直したのですが、同様の事が起こらないように虚空蔵堂内と同じような、鉄棒型のシャッターが地蔵尊の前に降ろされています。
私はいたるところで人々を見守る地蔵尊が好きで、石像ではありませんが自宅には地蔵菩薩を安置しています。
道路際にいらっしゃることが多いので、受難の歴史を持つ地蔵尊は他にもあるかもしれません。
心して合掌させていただきました。
併せて紹介させていただきます。
虚空蔵堂 入口
虚空蔵堂(明鏡山円満院星の井寺)・舟守地蔵 説明
虚空蔵堂
舟守地蔵尊
星の井水神 祠
星の井
虚空蔵菩薩 御朱印
日限地蔵尊
日限地蔵尊 由緒但書
成就院ホームページ 虚空蔵堂