3月17日までが会期の神奈川県立金沢文庫・特別展 「称名寺の賢聖衆(げんじょうしゅ)-如来、羅漢、菩薩」を展観しました。

 

展示室に入ると神奈川県文化財の十大弟子像があります。

2階に上がると国宝の経典・典籍類が並び、国指定重要文化財・称名寺蔵の清凉寺式釈迦如来立像もありました。

これらの文化財仏像群は目録には出ていますが、パンフレットには一部しか写真が出ていないため、興味のある方は是非お出かけしてみてはいかがでしょうか。

他の博物館と比べると展示スペースにも限りがあり、大規模な展示は有りませんが、その分入館料も格安です。

 

以前は障害者の方を雇用した、喫茶室のようなところで図録は販売されていましたが、今は入館受付で販売しています。

在庫にならないよう、印刷部数を控えているようです。称名寺の本尊・弥勒菩薩立像の写真も掲載されており、今回の図録はお勧めです。

 

3月10日(日)は京急富岡駅より徒歩約15分の長昌寺にて芋観音のお開帳があるそうなので、お参りの後にでもハシゴで立ち寄るのも良いかもしれません。

 

金沢文庫の展示では、パンフレットにある鎌倉期の地蔵菩薩坐像や江戸仏も興味を惹きます。

「文庫」と名がつくように、金沢文庫の特徴は多くの古文書・経典類を所蔵していることです。

そうした中、隣接している称名寺から寄託を受けた仏像群を、今回のように展示することがあります。

もちろん他所からお招きした仏像を展示することもあります。鎌倉国宝館など他館との連携展示の時がそうでした。

 

隣接している称名寺ではお堂内の拝観は通常できませんが、境内の池には多くの亀や鯉、野鳥の姿があり、心休まる空間になっています。

私は金沢文庫に行ったときは、必ず称名寺境内も散策してきます。

お天気が良ければ、こちらもお勧めです。

 

 

パンフレット表

 

パンフレット裏

 

目録

 

 

公式ホームページ

 
 
芋観音お開帳 長昌寺公式ホームページ