11月22日から新しい展示が始まった半蔵門ミュージアム。
文化財は常設展示の国指定大日如来像である。
この像については、300円でパンフレットが販売されており、慶派の御尊顔に加えレントゲンやCTなどにより、躰内の造りも運慶から始まった造り方になっていることが確認されている。
そして躰内には像内にも金箔が押されており、心月輪を示す水晶の五輪塔、一切如来心秘密全身舎利宝篋印陀羅尼が梵字で四面を使って書かれた四角柱の上に四方五大(五色に色がついている)種子が四面に書かれた五輪塔を乗せた木札などが確認されているという。
そして今回初公開の仏像は、無償配布のパンフレットに画像が載る如意輪観音菩薩像と二大童子像である。
未指定ながら平安期の様相をみせる不動明王とマッチしている。
しかし二大童子は11世紀から12世紀と考えられており、12世紀といわれる不動明王より遡る可能性のある古仏である。
如意輪観音に至っては10世紀と考えられている。
現在はいずれも未指定であるが、調査が進むにつれて文化財指定される可能性はある。
特集展示も未指定ながら貴重な軸物などが奉奠されており、一見の価値はあると思う。
入館無料、休館日が月火なので注意が必要。
たしか2回でポストカード等の販売、有料のコーヒーと無料のお茶が座って飲めるコーナーがあった。
詳しくはホームページを参照されたい。
パンフレット1
パンフレット2
パンフレット3
パンフレット4
目録
基本情報
設置者:宗教法人真如苑
名 称:半蔵門ミュージアム
住 所:千代田区一番地25
電話番号:03-3263-1752
休館日:毎週月・火、年末年始
開館時間:10:00~17:30(入館は17:00まで)
写真撮影:不可
拝観料:無料
公式ホームページ