先に国重要文化財「不動明王付八大童子」で紹介した世田谷観音では、毎月8日の午後2時より本堂(観音堂)にて、観音経と阿弥陀経を唱える読誦会が行われており、その終了後阿弥陀堂が開堂ししばらくの間堂内を拝観できる。

 

阿弥陀堂は一番広い1階部分でも人が入れる人数に限りがあるため、阿弥陀経の読誦も本堂で行っている。恐らくコロナ対応以降の事と思われる。

 

阿弥陀堂内には本尊阿弥陀如来の他諸尊、並びに東京都文化財の五百羅漢が安置されている。

「東京都の文化財一」(昭和53年3月10日発行)には、目黒の五百羅漢寺が現在地に定住するまで数回移転をしており、その中で約半分の仏像群が流失し、そのうちの五百羅漢九軀がここに安置されるものと記しているが、実際に現地に行くと八軀が世田谷漢音にはあるようだ。

あるいは「東京都の文化財」発効後に一軀がどこかに流出したか。

 

国重文の不動明王付八大童子は写真撮影不可だが、都文化財の五百羅漢像は写真撮影可能である。

 

 

基本情報
名 称:世田谷山観音寺
宗 派:単立
所在地:東京都世田谷区下馬4-9-4
連絡先:03-3410-8811
拝観料:志納
五百羅漢の開扉:毎月8日の午後2時から本堂にて法要(観音経・阿弥陀経読誦会)終了後、阿弥陀堂内にて。閉堂時間不明。
写真撮影:可
その他:要マスク着用。堂内に入る場合靴下着用。これら必須。

 

公式ホームページ

 

 

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