こんにちは。
昨年のハローウィンの頃から読み始めた大江健三郎の「治療塔」をやっと、やっと読み終えました。
実に7ヶ月くらいかかったなあ〜。
もう、老眼と乱視が来てて、電車の中では読めなくて、銀行、病院の待ち時間とかに少しづつ読み進んで、最後は面白くなってガーッと読んだ!
大江健三郎の唯一のSFだとか?
読み始めてすぐにカート・ヴォネガットの雰囲気を感じました(友だちに借りてたった一冊だけ読みました)あと、萩尾望都とかレイ・ブラッドベリ(萩尾望都のマンガで読んだぞ)とか。
イェイツの詩が出て来たり薔薇の名前がプティットだったりで全体的に「黄金の夜明け団」でした。(タロットも好きなんで)
1989年の作品だけど、今の世の中にも通じる物語。リッチャンのおなかのあかちゃんが生まれてからのお話は続編の「治療塔惑星」なのかな、また読むか。
多分ずっと先になりそう。