ミャンマーから新温泉町の中学生帰国 サイクロン被災地支援
サイクロン被災地支援のため、ミャンマーを訪れていた新温泉町の非政府組織(NGO)メンバーと中学生らが六日、活動を終えて帰国。救援物資を配った中学生は「苦しい中でも笑顔で頑張る人たちの姿が印象に残った。今後もできることを考えていきたい」と話していた。
同町の「子どもNGO 懐(ふところ)」(高森拓也代表)が企画した救援活動で、中学生や県内外の教育関係者ら十七人が参加した。昨年十二月二十六日に出発。同二十八日、旧首都ヤンゴンから車で十三時間かけ、被害の大きかった南部の デルタ地帯へ向かった。住民によると「外国の子どもたちが来たのは初めて」という。
一帯は塩害で、農作物の収穫にも影響が出ている地域。船で八集落を回り、寄付金を元手に現地で調達した計五トンの米やジャガイモなどを小分けにし、丸一日かけて約八百世帯に届けた。
被災者の中には両親を亡くした子どもの姿も。浜坂中二年の西垣海里(みさと)さん(14)は「自分より年下なのに、自分より強く生きていた」と振り返る。
南部の小村・テッシン村で「懐」が再建した僧院学校も訪問し、地元の子どもたちと交流。遺児らが集まる施設も訪れ、日本から持ち込んだ文具などを配った。
同中二年の宇野由起信(ゆきのぶ)君(14)は「みんな一生懸命生きていた。少しでも役に立てたのならうれしい」と笑顔を見せた。
出典:神戸新聞