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文学ing

森本湧水(モリモトイズミ)の小説ブログです。

暗闇の先に何を求める?

 

暗闇の先には、やっぱり暗闇が広がっているんですよね。それが分かっているから、私は安心して文章を書くのかもしれません。

 

否、

小説を書くんです。

 

仕事でいっぱい文章を書くようになってから、人間失格の主人公が酒を飲む金欲しさに漫画描いたみたいに、

ただ、ただ、

あぶく銭欲しさに自分の言葉をだだ売りするようになりました。

 

プライドがないのか?

プライドで腹なんか膨れねえよ。

はい、そうですね。

 

しかし、

売るための言葉

をこねくり回しているうちに大変むなしくなったのは事実です。私は、もっと、暗いものを探したかった。

昏い。光が差さないもの、それが私の本質だからだと思います。

 

じゃあ仕事しているときは自分を偽っているのか? きっとそうです。書きたくもない言葉に手垢を擦り付けているのだから、私は嫌な思いをしながら文章を作っているんです。

 

でも、そうしないと、ねえ。

 

で。今日久しぶりに思い出したんです。

小説なら。小説なら自分の好きなことを書いてもいいのだ。どんどん好きなように書いていいのだ。

世界も人も、自分の手で作り出せるのだ。だから私は自分の暗がりを文章に仮託することが出来たのだ。

 

それを思い出したんです。

だからこそ小説って楽しかったんだよな。

 

売れる小説を書くのが目的じゃない。素晴らしい言葉を選ぶのが私がやりたいことなのだ。

そんなだからいつまでたっても認められないけど、良かった、忘れていなかった。

 

今日は自分と向き合いなおす日です。自分の暗がりを探し、そしてそれは光源と呼んでいいものだ。