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文学ing

森本湧水(モリモトイズミ)の小説ブログです。

私は自分の事が大変嫌いである。50年生きた。30を半ばくらいまでは、いずれこのどうにも厄介な自己嫌悪と折り合いをつけられるかと期待もした。
が、期待はあっさり裏切られて私は今ここでこうしている。
私の体には下賎の、汚い、厭らしい血が入っている。
教養をけなし、人を忌むで、憎む事しかしなかった、田舎の古くさい血統を引いている。その村は人を嫌うあまり滅びた。私はその名残だ。
それが為ではないが、私は自分が大変嫌いだ。私は自己を誇大広告することしかしない。私の耳は人の声を聞くためにできていない。私の目は人の善きところを探すためにできていない。私の脳波は、人の美しいもの、素晴らしいものに反応しない。私は、大変やなやつなんである。
だから自前の告解室が欲しくなるんだ。
誰かに話しを聞いて欲しくなるんだ。誰も聞いてくれやしない。そりゃそうさ。私は、やなやつだからな。みんな私が嫌いだ。当たり前だ。


続きが書けなくなったので