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文学ing

森本湧水(モリモトイズミ)の小説ブログです。

私はいま、自分の寝床が大変嫌い。嫌い、と言うのはつよがってんだ。怖いんだ。本音いっちまおう。怖くて怖くて仕方ないんである。
私は最近仕事でたくさん本を読む。今までも読んでいなかったわけじゃないが、とにかく今は読んでなくてはならん。
で、だ。仕事で読む本ほどつまらないものはこの世に無いので。が、だ。世の中上手くしたもので、代わりに本をまとめて教え解いてやる、という仕事もある。
(私は本を仕事で読むのでよく分かる、人のために本の内容をまとめてやるなんて、とてもじゃないが手に負えない)
つまり、人がある程度まとめてくれたレポートを使ってお茶を濁すわけ。こんな生き方をする奴はろくな死にかたをしない。私はまだ生きてるけどそうーのはよく分かるんだ。
ま、で、そういうものを読んでいる。自分も書いてるからよく分かるんだ。書いてあるものの、8割は存在する必要がなあい。
しかし、私も含めて悲しい国なので、残り8割、お腹を充たすためのおがくずである。
とにかく。そういうおがくずレポートを見ているとね。いかに夜寝るのが素晴らしいか、繰り返し繰り返し、繰り返してるんだな。
夜は寝るって?
とんでもない!
そんな怖いことが出きるかってんだ。
昔のエジプトのひとはおおらかで、太陽は毎日死んでた。夜は死の世界だった。で、毎朝は違う毎朝だった。
40年前に生まれた私はそこまでおおらかにはなれない。太陽はねちねちと息をひそめ、明日は間断なく私を絞めにかかる。そういうもんだよ。
寝られないのにはたいへん嫌な思いをしてきた。寝られないのは悪いこと、と言われると、なんだよ、首でもくくれば赦してくれるってのか、と心が荒れる。
ねむれない。ねむれない。
しこたま酒で殺らないとねられない。
私は寝るために酒で自死にする。なにごともなく朝がくる。